思い出のマーニー

 というわけで、昨日行けなかったマーニーを見てきました。
 これでネットやTLに流れるネタバレも恐くない……!

 で、感想はまあ、ちょっと間を空けておきます。

 もうちょっと。

 このへんから。

 結論から言えば、惜しい! といったかんじ。
 ガールミーツガールといいつつ、ガールミーツガール要素は実のところあんまりなかったです。いや、惜しかったのはそこがメインじゃなかったんですけど。

 前回のアリエッティは序盤の立ち上がりが非常に早くて後半が神姫マスター的に残念(共闘が始まったあたりから縮尺がどんどんワンダーになる)だったのですが、今回はアリエッティ側の視点ではなく翔くんポジな杏奈視点で物語が進むので、彼女の性格もあって立ち上がりが遅くて後半からゆるゆる盛り上がってくる感じでした。
 あそこまで人間不信でダークな雰囲気の主人公ってジブリには珍しい気がします。出自が出自なので仕方ないとも思うのですが、どちらかといえばジブリよりも富野・庵野系のアムロやシンジくんっぽい印象を受けました。

 終盤まで見て「ああ、そういうことー!」と腑に落ちるお話ではあったのですが、割と途中の展開がよく分からん具合にシャッフルされているので、どちらかといえば初見では?が多くなるんじゃないんでしょうか。見進めていくとそこで出すしかないよな……と構成的には納得するのですが、もっと良く出来たんじゃないの、とも思うわけで(ものかきの嫌な習性)。
 回数見て流れを理解してから本領が出るタイプのお話ですね。

 そういう散らかり気味の本筋の割にシーンごとにしか出ない登場人物が多いので……そちらに力を割くよりは、杏奈とマーニーのイチャイチャや、久子さんの話をもうちょっとやって欲しかったなーと。
 杏奈ちゃんが基本的に人間不信で都会はもちろん田舎でもやっていけそうにないのは序盤から十分説明されていましたし。
 二人でボート漕ぐシーンなんかはとてもよかったのですけどね。僕はそういうのを楽しみに行ったわけで、別にぽっちゃりブタを見に来たかったわけではないので……!

 とまあ、なんか色々書いてますが、最後まで見たら色々と救われたり報われたりするお話なので、締め具合はそこそこ良かったんじゃないでしょうか。残念なところも多いですけど。

 ……で、彼女達の言う「絶対に秘密」っていうのは、女の子が良く言う「ズッ友だょ」くらいのゆるーい認識って事でいいんですか?

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