ぽーも　ぽーも　ぽも　たぬきのこー

　早速予約してきました。18日には届くそうですよー。

　ものすごく今更ですが、映画の日だったので見てきました。

　やりたくてやりたくてたまらなかったゲド戦記を息子に取られたあげく意味不明に陸の上モノにされてぶち切れたお父ちゃんが「海モノってのはこういうことだ！」と趣味全開で作っちゃったポニョ。

　もう見たい人はとっくに見てるとは思いますが、一応ネタバレ防止でスペースあけておきますね。

　このへんでいいかね。

　というわけで、見てきました。

　えーと、すっげー面白かったです。

　これ、神様以上の『何か』と、神に至る『何か』を作ろうとした愚かな人間と、その『神になれなかった』実験生物と、そいつらのうやむやに巻き込まれた男の子のお話ですよね？

　ものすごく絵本チックで、神話的。「めでたし、めでたし」の一撃必殺で終わらせる辺りもあー、神話ならそれでアリだわ、と思ってしまいました。

　舞台は現代のようなので（昭和中期くらいかとも思いましたが、ノートPCとか普通にあったので現代でしょう）、同じ現代物でも妖怪相手で半端に不可解だった千と千尋よりはすっきりしたお話だったんじゃないでしょうか。というかもうポニョママが大物すぎて何者か吟味するとかそういうレベルじゃないし。

　これはさすがに発想の柔らかい五歳児じゃないと対応しきれないですわ。パズーやアシタカほど歳が行っちゃうと、ポニョをあそこまで素直に受け入れるとか無理だと思う。
　まあこの世界の神様（ポニョママ）は人間に自分の種をホイホイあげちゃうフランクな神様なんで、10年くらい経ってから「ポニョは取り戻させてもらおう！」なんていう刺客を放ったりはしないでしょうけど……。

　ネットのほうではやれポニョがキモいだの、話がワケ分からんだの言われてますが、もともとポニョは実験生物（しかも完全人工）だし、相手は人の常識を越えた連中なわけで……と、なんとなく擁護くさい台詞を吐いてみたり。

　まあなんだ。
　何か色々言ってますけど、タンカー乗りの旦那を待ちつつ子育てしてデイケアセンターで働いてアマチュア無線使いこなして車をガンガンぶっ飛ばす姐さん人妻なリサさんが、一番かっこよかったんですけどね。

　でも海水魚を助けるためにバケツに水道水ぶちこむのだけはやめた方がいいと思うぞ、まことちゃん。グワシ！