大剣修行

 先日の野良ラオ戦で「大剣も使えないとヤバイ」という課題が明らかになってしまったシグニさん。とはいえラオシャンロンのような大物が再々やってくるわけもなく(ラオシャンロン戦は☆3の緊急クエと☆6のクエのみの相手です)、悶々とした日々を過ごしていたわけですが。
 ついにその機会がやってきてしまいました。

 クック狩りも一段落したのでブレイブのロビーでぶらぶらしていると、☆3緊急クエの募集があったのですね。相変わらず大爪に未練があるシグニさんはほいほいと参加希望を出し、付いていったわけで。
 主催は片手剣。ラオの頭下は二人入ると過剰気味なので、シグニさんは大剣を持って足に回る事に。攻撃力を上げるためのレウス装備に切り替え(この段階で最初の失敗)、アイテムを整えていざ出陣。

 惨敗。

 とはいえ、シグニさんが気絶したのは一度だけです。足回りの風圧に押され、大剣の間合を掴みきれない上に踏まれまくり、さらに逃げる時に尻尾の直撃をくらって呆気なく気絶という……まあ、ランク17とは思えない大失態でしたが。
 残る二回は主催者さんだったので、内心はほっと一安心な感じです。

 装備を整え(今度は風圧無効の特性を持つディアブロ装備着用です)、いざ再戦。

 まあ、先程よりはマシな戦いを繰り広げ、タイムアップ寸前に千年巨龍は断末魔の悲鳴を上げたのでした。主催者さんはここでランク13に認定され、同行していた大剣使いの人も14にアップ。残る二人は共に大爪ゲットという、何とも嬉しい結果に終わりました。

 さて。そんな大討伐を終え、一息つくシグニさんでしたが……大爪をゲットできたのは良いとして、この先が問題です。
 シグニさんは『凛』装備を作りたいわけですが、この装備の材料は老山龍の素材の他にも各部所によって貴重な素材を要求されるのです。いわく、火竜の翼、鎧竜の翼、真紅の角、雌火竜の逆鱗、上質なねじれた角、の五つです。先の三つは運良く獲得出来たので対応する凛装備を作る事が出来ましたが、逆鱗は高位の雌火竜リオレイアの尻尾を斬る事が最低条件であり、上質なねじれた角に至っては双角竜ディアブロスの二本角を折った上で倒す事が最低条件。
「……リオレイアの方がまだマシか」
 龍刀【紅蓮】もあることですし、高位の雌火竜とはいえ、尻尾を斬るだけなら一人でも何とかなりそうです。丁度大剣を操る練習にもなる事ですし。

 そうして挑んだ四度目のリオレイア戦。八分ほどで尻尾を叩き斬り、そこからついに逆鱗を獲得。三十分にも及ぶ激闘の末、高位の雌火竜は熱砂の荒野に倒れ伏したのです。

「もう二度とやりたくないな……」
 と思いつつも、レイアGフォールトは欲しいのよねぇ……と複雑な表情でキラキラと輝く鱗を見つめるシグニさんなのでした。

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