きっと間違っている進撃の巨人エンドオブザワールドの見方
というわけで、進撃の巨人後編、見てきました。
なんかネットじゃ酷評されまくってますけど(そして前作はあんな感じだったのでまあそうだよなーと思ってたんですが)、個人的にはまさかまさか、むちゃくちゃ面白かったです。
下手したら今年一番面白く…………はマッドマックスがあるので流石に盛りすぎですが、少なくともかなりいいランクに食い込んでる感じです。
というかねー。
しきしまさん、前回は素晴らしく邪魔な感じだったんですけど、最初から「ああ、この人はこういうスタイリッシュポエマーさんなんだな」と思ったら、なんかだんだん許せてきてですね……。許せるようになったら、だんだん面白くなってくるどころか一番暴走してた頃の名護さんとか迷走してた頃の橘さんがだぶってきてですね……。
で、後半は進撃の巨人展でも原作者さんがやりたいやりたい言ってらしたガチの巨人バーリトゥード。かーらーのー、ここでしか見られない60m級vs石原さとみの近代兵器ショーと、原作ぶっちぎりでやり放題にやっててそっちもイイ感じだったんじゃないかなーと思います。
雨宮監督とか大張監督とかなんかもそんな感じがひしひしとするんですけど、たぶん特撮監督やメカ監督系のあの手のかたがたって「最高にかっこいいシチュエーション」と「ピンポイントの展開」にひたすらこだわってて、それまでの繋がりとか全体の構造ってそれに比べて優先順位がそんなに高くないっぽいんですよね(なのであの白い部屋でめんどくさいことは全部説明しちゃったり、反乱軍とやらをボカーンでなしよってしちゃったりするわけで)。
僕も基本、そういう繋がりとか構造が気になっちゃうタイプなんですけど、こういう話の作り方もあるんだなーと。
……まあ今回はうまいことそういう割り切りが出来たので、僕は最後まで楽しく見ることができました。
次は白い部屋であった話をメインにした進撃ZEROか、あの外の世界でばんばん立体機動してくれる続編を見たい所ですね……!