ハル
隣の隣の町でだけやってたので、片道一時間かけてMOVIX周南まで見に行ってきましたー。
大筋としては、「彼氏が死んじゃった女の子のために彼氏そっくりになった介護ロボットが色々頑張るおはなしで、奇跡のラブストーリー」だったので、気になってたんですよね。
まあ感想としては、ぼちぼちかなーといったところ。
ロボットと人間の恋物語かといえばそういうわけでもなかったというか、あんまりロボット愛のような物が感じられなかったというか。最近そのへんだいぶウェットになっちゃってるのでこっちの基準がおかしくなってるのかなーとも思いはするのですが、それにしてもあのラストはないなーという感じでした(まああれはあれで悪い決着ではないのですが、事後処理の仕方がね……)。
あれじゃあの子が救われないわ……。
中盤まではもうちょっと尺があっても良かったです。というか普通に二時間もので見たいですわ。
で、このあとにネタバレ感想。
もうなんというか、とにかく惜しいです。
序盤~中盤までは尺不足ながらも良いのです。ルービックキューブまわりやキリンのエピソードはとても良かった。まさにロボハルがくるみのために色々頑張る姿が見えて、まさしくキャッチコピー通りの展開です。くるみは全般的に可愛い。
ただ、中盤から見え隠れする陰惨な裏社会の設定と穏やかな京都の風景があまりにもそぐわないというか、別にあそこまでヘビーな設定入れなくてもリュウはただの貧乏不良仲間で良かったんじゃないかとか、ラブストーリーならそもそもリュウ周りの設定いらねんじゃね? とか、ちょっと重い所の設定が詰め込みすぎなように見えました。価値観の違いとあの空港のシーンのトリガーに使うだけにしては重すぎるというかなんというか。くるみは悪い男にサクッと引っかかるタイプだよなぁ……と思ったり。
けどまあそこもよいのです。そういう世界観なら世界観で。
最後のどんでん返しは肯定派というか、それまでに伏線は嫌ってほど張ってたのであれはあれでアリだと思ってます。
一番惜しかったのは、あの雨の後でくるみやキューイチが全く出てこない所。
ロボットからの自立という意味では正しいのかもしれませんが、あれだけ大きなものが川を流れてれば回収くらいは出来るんじゃないかと……。最後のボタンが象徴なのかとは思いますけど、あれはちょっとなかった。
せめて役目を終えて爺ちゃんの所で働いてるキューイチでもいれば救いがあったと思うんですけど。
奇跡のラブストーリーという割には、ロボットが道具扱いなんだよな……。
とまあ、そんな感じのお話でした。
本当に、中編じゃなくて長編でしっかり作ったの見たかったです。
ああ。あと、ロボットものでハルっていえばあのハルを連想するしかないじゃないですか。その辺の期待は全くもって的外れでした。あのタイトルはずるい。