次回予告

「……………………むしとり？」




「それじゃ次回予告にならないよセイルくん！」





　中間テストもようやく終わり、次に始まるのは熾烈極まる部員争奪戦。
「昼の放送部を占拠しろ！　まずは部員勧誘演説だっ！」
　華が丘高校の部活動は強くはないが、かといって盛り上がっていないわけではない。

「我が水泳部は、放送部の支援活動に入る！　総員、戦闘配置に着けっ！」
　戦場に渦巻くのは、友情か。

「……むしろここで恩を売った方が、アピールになるからね」
　それとも打算か。

「そんな事言って大騒ぎしたいだけでしょはいり先生っ！」
　はたまたただの悪ノリなのか。

「まずは馬鹿どもを駆除します。女子陸上部は、男子が対抗できない女子水泳部の制圧に入りなさい！」
　武力介入と、そこに巻き起こるさらなる混乱。

「料理部！　支援物資はまだなの！？」
「さっきの今で、クッキーなんか焼けるわけないだろ！」
　否応なく戦いに巻き込まれる小規模クラブ。

「面倒だけど……はいりも葵も、やり過ぎよ」
　動き出す、最強戦力。

「まずは五人だ！　五人集めればいいっ！」
　設立の掛かった茶道部の運命は？

「錬金術部は中立だ。一切の干渉は、禁止だからな」
　ハナレンからの介入はあるのか？

　そして……。
「これで、チェックメイトだ」
「……将棋だから、王手だよね」
　グダグダ確定の決着の先には………？


「魔法科一年の実技試験は、クラス対抗になるからなー。勝った負けたはないけど、まともに点が取れなかったらお前ら夏休みないからなー」
　決戦は、期末テスト。



「…………こんな生物なんて、絶滅すればいいのに」
　トビムシとの戦いが……今、始まる。


「こんなんでいいか？」
「何が何だか分かんないですよホリン君」


　つづくよ！