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 ネタ補足です。ツッコミとか解説とか。
 ちなみに完全に内々なので、オフィシャル設定とは全く関係ございません。そこんとこ
ヨロシクです。


1章

『草を刈るスイ』
 家畜にやるための牧草を刈っている。農作業をする上で、ごくごく一般的に見られる光
景。
 こういった風景は地球もアーカイアも大差ない……であろう。多分。

『歌姫』
 本来の意は文中の通りだが、平和が長く続いた現在のアーカイアでは高位の歌術使いや
学者・神官などに与えられる名誉職の名前となっている。
 ただし、現在でも地方などでは歌術使い=歌姫という呼び方が定着しているのは言うま
でもあるまい。スイの『歌姫見習い』という立場も名誉職候補というわけではなく、こち
らの歌術使い見習いの意である。

『草刈りの歌』
 歌術使いなど歌を使った技術が一般的なアーカイアでは、集団で何かを行う場合には作
業の歌が歌われる事が多い。要は江戸時代の田植え歌などと同じである。
 もちろん歌術使いにとっての作業の歌は、歌術を歌う訓練も兼ねたもの。

『見たこともない生き物』
 文中では『それ』という呼び名で通っているが、間違いなく一龍の事である。かなり動
物扱い。まあアーカイアは野郎がいないから、2mもあるでかい一龍は確かに見た事もな
い動物であろう。
 失礼な話だが、多分一龍は気にしない。

『歌姫の号』
 黄金や翡翠・萌葱など、いわゆる歌姫につけられる位のようなもの。
 見習いであるスイにはもちろんそんなものはない。


2章

『牛』
 もちろん厳密な意味での牛ではない。牛に似た生き物、というだけ。
 もしかしたら角が4本とか、足が6本とか、火が吐けたりとかするかもしれない。しな
いかもしれないけど。

『一龍は何も聞こうとしなかった』
 別にスイを軽んじていたわけではなく、単に聞かなかっただけ。旅慣れたというか放浪
屋な一龍にとって、この場所がどこかというのはさして優先度の高い問題ではないのだろ
う。

『神殿』
 アーカイアにおいて、こちらの意味での宗教はほとんど存在しない(ないわけではない
だろうが)。黄金の姫という現人神が厳然たる形で存在している為、ほかの神様が割り込
むスキがないのである。
 神殿も『神』を祀る場所ではなく、古代の英雄の遺跡や歌術使いの住処など、重要だっ
たり神聖だったりする場所の通称として使われているのみ。スイの所属する神殿は歌術使
いの駐屯所と前大戦の英雄の遺跡の両方を兼ねるもの。

 ちなみに宗教や神殿という概念・呼称そのものがかつての大戦で流入した異世界人から
もたらされたものであり、アーカイア固有の考えではない。


『温泉』
 ハルフェアは火山諸島だったりするのか、温泉が多いらしい。
 もちろん混浴。のぞきという概念そのものがないため、無粋な仕切も存在しない。まあ、
イヤらしい目で見ていればほっぽり出されるだろうが。

『それも習慣だと割り切ってしまえばどうということもなかった』
 普通の健全な男子はそうアッサリと割り切れるもんじゃないと思うが……。どう思うよ。
え?


3章

『神殿の朝食の席』
 神殿には一龍のような居候や、スイのように住み込みで働いている者も多い。
 今日のメニューは小麦のパンに豆のスープ、野菜サラダが少々といったところ。肉食を
禁止しているわけではないため、肉料理もごく希に出る。農業国のハルフェアにしてはか
なり質素なメニューな方。

『評議会』
 神殿(この場合は政治組織の意)の総本山。組織的には、黄金の歌姫>評議会>国で、
組織の一番末端に歌姫が所属する神殿という構造になっている。
 今回の歌姫召喚は評議会の指示で国が各地の神殿に呼びかけたもので、かなり大きな動
きであるらしい。

『黄金の工房の輸送団』
 各国の工房に中央で作られたパーツを供給している、その輸送団のこと。
 絶対奏甲の開発は各国で盛んに行われているが、幻糸炉などの中枢部品は黄金の工房の
完全な独占状態にある。そのため、地方製の絶対奏甲は技術的にも性能的にも中央に一歩
譲るところが多い。

『ひときわ巨大な異形が1匹』
 『貴族』と呼ばれる指揮官級の上級種のこと。その直撃を食らえば、重装甲型の絶対奏
甲すらひとたまりもない……というくらい強い。
 通常の奇声蟲の編成は『貴族』1体に『衛兵』という下位種が数十〜数百ほど付くため、
今回の集団はかなり少ない部類に入る。
 数百の奇声蟲が相手ではさしもの一龍達も勝ち目はなかっただろう。

『この村の住人の全て』
 スイの村が相当な田舎という事が分かる。こんな辺境に歌姫を擁する神殿があるのは、
ここの神殿が司法機関というより歌姫(歌術使い)の修行場という意味合いが強いためで
あろう。

『人に拳銃を向け、撃った事もある』
 当たったかどうかは不明。

『歌術』
 彼女たちが使っているのは攻撃用の歌術である。威力は言うほど大きくなく、今回のよ
うに複数の歌姫で術を共振・増幅させて一点集中的な使い方をするのが一般的。
 歌姫単体で複数の奇声蟲を攻撃できるのは、歌術を軍事目的に特化したヴァッサマイン
の歌術使いや、絶対奏甲の増幅器を介した場合など、ごくごく限られたケースのみ。

『シャルラッハロート』
 ゲーム本編に出てくるシャルラッハロートIではなく、かつての歌姫大戦そのままのも
の。シャルラッハロート・アルト(古きシャルラッハロート)とでも呼ぶべき機体である。

 なお、ゲーム本編登場のシャルラッハロートIは黄金の工房でレストアされたもので、
アルトより動作性能が安定している。ザクIIに対するボルジャーノンのようなもの。
 シャルラッハロートIIはアルトをレストア後に強化改造したもので、全体的な能力向
上型。ザクIIに対するザク改のようなものである。
 ちなみに、ボルジャーノンとザク改のどちらが強いかは……。

『操縦の方法は』
 考えるだけ。だからレバーもスイッチも計器もない。付け加えれば、スイを操縦席に
引っ張り込んでまで教えを請うほどのモノでもナイのである。


4章

『格闘技の修行で教わっていた』
 一龍が学んだのは『九鬼流徹甲掌』という打撃系の流派。というか彼の実家は格闘技の
宗家である(現在は彼の母親が宗主)。
 傍流に武器を使う流れもあるので、多分その関係で学んだのだろう。

『私が歌姫となれば』
 歌術が使えなければ歌姫にはなれない。逆を言えば歌術が使えれば歌姫になれる可能性
は出てくる(だから見習いのスイは歌姫になれたわけだし)。
 ……とは言うものの、英雄と歌姫の間には『宿縁』というものがあるため、歌術さえ使
えればどんな英雄の歌姫になれるというわけでもない。やはり、相応しい英雄がいなけれ
ば歌術使いは歌姫にはなれないのである。

『ひとえに一龍の制御によるものだ』
 思考制御の絶対奏甲だから、無意識的な反応による動作も制御の内に入る。一龍の制御
というより、一龍の日頃の訓練のたまものというべきであろう。


5章

『……軽い』
 これが本来の絶対奏甲の強さ。100匹の衛兵をたった8機で退けるシャルラッハロー
ト級の本領発揮といったところか。
 ただし、今回は歌姫であるスイが機体に搭乗している為、かなりの補正がかかっている
ものと思われる。

『室内の血のにおいが籠もった空気を押し流してくれる』
 どうやら奇声蟲の体液は無臭らしい。周りは大変な事になっていそうな気もするが……。

『疲れたのなら寝ろ』
 もちろん疲れ果てた一龍も有言実行、この後爆睡モードに突入した。どうやっても起き
ない2人を操縦席から引きずり出すのに周りはずいぶんと苦労したとかしないとか。


6章

『貴族込みの30体を殲滅』
 リーゼ・ミルヒヴァイスのような主力級の絶対奏甲なら突出して高い戦果ではないだろ
うが、初起動で半壊した絶対奏甲でやったのならたいしたもの。

『フォイアロート・シュヴァルベ』
 史上初の空飛ぶ絶対奏甲。飛べない奇声蟲相手に強襲を掛け、爆撃する一撃離脱の戦法
を得意とする。ただし装甲は薄い。
 オフィシャルのカラーイラストが一枚もないので、実際に真紅かどうかは不明。もちろ
ん一龍のシャルItoIIのカラーも適当である。

『何かむこうでなかった?』
 普通の異世界人にとって、最も重要なものは『情報』である。
 この世界においては古新聞一枚でも同郷人にとっては非常な価値があり、週刊誌や最新
の新聞ともなれば絶対奏甲の改修費と同等の価値を持つといっても過言ではない(少なく
とも彼女にとってはそうらしい)
 なお、電池などのこちらでは手に入らない消耗品も同様以上の価値を持つが、コンセン
トがないため据え置き型の電気製品の価値は低い。せいぜい黄金の工房でバラされて、新
技術の導入に使われるのが関の山である。
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