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次回予告

 緩められるのは、古の神の封印。

 舞い降りるのは、悪意の化身。

「………ホントに戦うのか、アレと」

 黒く染まったそれは……天候の化身ではない。
 既に天の気には頼らぬ、純然たる魔力の塊。

「戦うなんて言ってないでしょ。それに、戦うのはあたし達だけじゃないんだから」
 それを迎え撃つのは、十六人の少年少女……だけではない。

「先生。とりあえず錬金術は使っていいんですか?」
 友人。

「とりあえず関係者以外回りにいないの、確かめてからなー」
 恩師。

「お前らは出来ることを精一杯やったんだから、後は大人に任せとけ」
 そして、家族。

「………頼って良いの? パパ」
 なんだか酷い扱いを受けているのがいないでもなかったが、ともかく少年少女だけではない。

「なら……征くぞ」
 護るため。

「とはいえ、ここでオシマイってのも感じ悪いでしょ」
 付き合うため。

「だな。ここまで来た以上、最後まで見届けるさ」
 見届けるため。


 それぞれの思惑を胸に、華が丘の一番長い夜が始まる。


次回、リリック/レリック 第9話
『明日へ』


「そうだ。忘れてたけど、クリスマスってどうしようか?」

「馬鹿! そんなこと今言ったらガチ死亡フラグじゃんか! 空気読め空気!!」


 つづくよ!




○次回アクション一覧

アクション一覧
1)天候竜と戦う
2)天候竜と戦う人達をバックアップする
3)戦いを見届ける
4)その他


○次々回アクション一覧
1)クリスマスに大騒ぎだぜコンチクショー!




○登場NPC一覧[1992年]

・兎叶 はいり(15)
 華が丘高校魔法科一年。
 希代のお人好しだが、その原因は複雑な家庭環境にあるとかないとか。

・雀原 葵(15)
 華が丘高校魔法科一年。
 メンバーの中では一番の常識人。
 本人が思っているだけだが、あながち外れているわけでもない。

・大神 柚子(15)
 華が丘高校魔法科一年。園芸部。
 お人好しというよりは純粋に優しいタイプ。
 ただし、ルーナレイアの手綱を取れるやり手な一面もある。

・ローリ 近原(15)
 華が丘高校魔法科一年。
 メンバーの中では一番の常識人。
 ……と本人は固く信じているが、案外そうでもなかったりする。

・刈谷 菫(20)
 帝都の大学に通っている現役女子大生。
 戦闘・人生共にメンバー最年長に相応しい経験を持つ、一同の相談役。

・魚沼ナウム(35)
 本編では登場しなかったが、はいりの家の本来の契約主。
 後に刈谷菫と結婚、華が丘にカフェ・ライスを開店させることになる。

・瑠璃呉 陸(15)
 華が丘高校魔法科一年。
 ルリ・クレリックのパートナー。
 そろそろ華が丘に帰郷予定。

・ルリ・クレリック(15)
 華が丘高校魔法科一年。
 瑠璃呉 陸のパートナー。
 そろそろ華が丘に帰郷予定。



○登場NPC一覧[2008年]

・大神 八朔(15)
 華が丘高校1-B所属。
 彼の物語の本番は、この物語が終わってからだが、たいした活躍はしないっぽい。

・リリ・クレリック(15)
 華が丘高校1-A所属。
 セイルくんからレリックをもらったものの、使いこなせるようになるのはいつの日か。

・兎叶 はいり(31)
 華が丘高校の体育教師。1-A担任。
 この歳であの格好になるのを、同窓会気分で楽しんでいる。

・雀原 葵(31)
 華が丘高校の歴史教師。1-B担任。
 この歳であの格好になるのを、元パートナーには死んでも見られたくないと思っている。

・ローリ近原(31)
 華が丘高校の養護教諭。
 この歳であの格好になるのを予見して成長を止めてもらった……のかどうかは不明。

・魚沼 菫(35)
 華が丘商店街の喫茶店『ライス』のオーナー夫妻の嫁のほう。
 この歳であの格好になるのはキツいのが分かっていたので、こっそりデザインを調整している。

・大神柚子(15)
 1992年からやってきた五人娘最期の一人。
 本編終了後、華が丘高校に復学予定。

・魚沼 ナウム(50)
 華が丘商店街の喫茶店『ライス』のオーナー夫妻の旦那のほう。
 今回出番なし。

・瑠璃呉 陸(31)
 リリの父親。
 時の迷宮をさまよっていた頃は、色々と凄かったらしい。
 ちなみに古龍退治はもちろんソロではなく、パーティープレイ。

・瑠璃呉 ルリ(31)
 陸の妻で、リリの母親。
 南部十二方銀月会(大クレリックの所属する流派)の魔女。

・ルーナレイア・ブランオート(??)
 セイルの母親で、大神柚子のパートナー。
 時の迷宮で長い時間を過ごしているため、実際の年齢は本当に不明。

・月瀬浪斗(??)
 セイルの父親。
 ミスリルの弾丸を十発使えるくらいの魔法使いとしての腕前を持つ。
 今回ほとんど登場しませんでしたが、メンバーにはちゃんと加わってます。

・ルニーデ・ブロッサム(15)
 華が丘高校の魔法科教師。2-B担任。
 アストルム・レムール(別名・コスモレムリア)の魔女。

・錬金術部の皆さん
 ハナレン! からの友情出演。



○PC一覧

1-A
 森永 祐希(委員長)
 水月 晶
 子門 真紀乃
 ハーキマー・マクケロッグ
 セイル=月瀬=ブランオート
 ウィリアム・ローゼリオン
 キースリン・ハルモニア

 リリ・クレリック(NPC)

1-B
 レイジ・ホリン(委員長)
 鷺原 悟司
 レム・ソーア
 ファフセリア・ハニエ
 維志堂 良宇
 四月朔日 冬奈
 美春 百音(リ・モネ=ドルチェ・ミハル)

 大神 八朔(NPC)



 

○あとがき……というか、業務連絡

 というわけで川本マスターから「どM」と言われた新井です。自覚はありますと言うか、作業しながらバカな事でリソース使ってるなぁってのは自分でも分かってるんですよ! しかも遅刻までして! if世界なのに! 夢オチなのに! 魔女っ子とかまで出して!

 ……いやまあ、ブーストの反動と気圧変動のダブルパンチでチェックの時に死んでなかったら、もうちょっと早く出せたと思うんですけども。
 体調大事。マジ大事。

 ……でも…………書きたかったんです……安西先生……。


 とまあそんな事は置いておいて、次回のお話と注意点とかちまちまと。

 次回は第9回という事で、いよいよ最終回でございます。ですので、提出していただくアクションは第9回用と、エピローグ用の二種類となります。


○第9回アクションについて
 第8回ラストの続きで、対黒竜戦になります。わらわら出てくるので、NPC達と協力してやっつけたり時間稼ぎをしたらいいと思います。

1)天候竜と戦う
2)天候竜と戦う人達をバックアップする
 PCや華が丘山各地に散在しているNPCと協力して、天候竜と戦います。もしくは、そうやって戦うキャラクターを防御魔法や治癒魔法などでサポートします。


「もうちょっと派手な戦闘シーンが見たかった!」
「このPCやNPCと共闘してみたい!」
「戦う前にこの子にこんな話をしときたいんだけど……」
 PC単体は黒竜を倒せるほどの強さを持っていないため(特訓する時間もないことですし、何とかに覚醒した的な急なパワーアップなども特に予定しておりません)、どちらかと言えば黒竜を倒すことそのものよりもこういったシーンの補完がメインになります。

 非戦闘員のかたも、攻め攻めでやっていただければと。

 ちなみに大まかなNPCの戦闘グループ分けは以下の通りです。


・錬金術部チーム
 ルーニ、美輪ちゃん先輩、玖頼先輩、撫子ちゃんたち有志のグループです。錬金術は一般には秘密のため、独自の部隊として動いています。

 その性質もあって、共に行動できるのは錬金術部に関連したPCのみとなります。
 具体的には、ファファちゃん、真紀乃ちゃん、レムくんの三名。それなりのこじつけがあれば他のPCも共闘することは出来ますが、以降で錬金術部に巻き込まれたりすることがあるかもしれません。

・騎士団チーム
 ハルモニア騎士団のグループです。
 ギース、銀薔薇仮面、大ドルチェがいます。大神きのと(八朔の祖母)は後衛です。

・両親チーム
 月瀬、ルーナレイア、陸、ルリ、大ブランオート、大クレリックがいます。少人数で行動する遊撃部隊です。

 リリもいるかもしれませんが、多分リリはセイルくんにくっついて動きますので両親チーム固定ではありません。

・はいりチーム
 はいり達五人がいます。
 厳密には戦闘部隊ではなく、華が丘八幡宮本殿でツェーウー再調整の儀式を行っている本隊となります。

 ヤツらは基本無敵ですが、儀式中はさすがに戦えませんので、各チームは彼女たちを護るのが最重要目的となります。

 もちろん直援のガード部隊として、騎士団や魔法庁から選りすぐられた精鋭部隊が付いています。

・その他
 需要はないかと思いますが、彼ら以外にも魔法庁の実働部隊も多数作戦に参加しています。
 基本的にその他大勢として扱いますので、出番はないと思いますが念のために。


3)戦いを見届ける
 戦闘そのものには参加せず、戦いを見届けます。特に回りからアクションがなければ、八朔はここにいるようです。

 基本的にはいりチームの近辺が立ち位置になります。
 出番は少なくなるかはいり達の実況に回されるのではないかと。


4)その他
 上記以外の行動をしたいかたはお好きにどうぞです。

 NPCに話したいことがあるなどであれば、もちろん上のアクションのついでにやってもらったんで全然問題ないです。


○エピローグ用アクションについて
 後日談です。
「最終決戦は○○な感じになったよ!」的に想定していただいて、それを前提としたアクションを送って下さいませ。その想定が、ラストバトルの結果を決める事となります。

 個人的なその後を書いてもらって問題ないのですが、話の舞台は12月のクリスマス辺りを考えています。

 本当に最期ですので、イチャイチャするなり告るなり邪魔するなりカップルの二人っきりのイヴを邪魔するためにパーティーを強制参加で主催するなり、好きにやってくださいませ。


 そんな感じです。
 アクション締切は運営スケジュール通り(まだ言うか)、ひと月半後の2010年1月31日23:59までとなります。

 ではでは、皆様のアクションをお待ちしております。


 個別メッセージは……特に次回の行動指針などありませんので、質問などありましたらblogや掲示板、メール等で送っていただければと。

続劇

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