華が丘冒険活劇
リリック/レリック

-Character Introduction "Maniax"-


-Back-


晶の祖母
 晶の母方の祖母。
 旧家のお嬢さまらしく、おっとりとしつつもその芯はプライドの高い性格らしい。晶と晶の母は彼女のことは嫌いではないが、その根底にあるものは快く思っていないようだ。


 同じ貴族繋がりということで、ガチ貴族のヴァンデルフェラー(冬奈絡み)とハルモニア、同じ没落名家でも真逆の性格のローゼリオンなどとセットにしたシーンでの登場になりました。
 それぞれのメガ・ラニカにおける貴族の立ち位置や辿っていった道筋などを考えると、彼女の登場した一連のシーンは結構面白いものになったのではないかと。

 また、リビルド世界ではその辺りの確執が解消されたのか、晶はメガ・ラニカ人として登場することになってます。


浅倉桜子
 ハナレン! からの出張キャラ。
 戦闘シーンでは錬金術での魔法砲撃を叩き込み、日常シーンではファファや冬奈の恋模様にちょっかいをかける普通科のお嬢さん。


維志堂桐人
 良宇の父親。郵便局に勤めている。


 ただし自宅の近辺は配達の担当区域ではないようです。そうだったら良宇くんの合格通知が郵便事故に巻き込まれるなんてケースにはならなかったんじゃないかと。


維志堂真流理
 良宇のできた妹。
 本編での登場回数は少ないが、レイジの調査や情報収集などの頭脳作業に、兄の代わりに積極的に力を貸している様子。


 できた性格のレイジに憧れている……という設定もあったようななかったような気がしたんですが、肝心のレイジが百音にお熱になってしまったのでその辺りの設定はいつの間にか流れていってしまいました。初恋って実らないものよね。

 兄の良宇くんと同じく、華が丘高校魔法科の『名簿』に名前が書かれています。この辺りは一時期パートナー計画の伏線にしていましたが、良宇くんが名簿は見ないと言ってきたので名簿に載っているかどうかは不詳なままでした。

 マスター側の脳内では後にリリの弟の海あたりとパートナーになったら面白いなぁとも思ったんですが、別に海って来年受験というわけじゃないんですよね。
 いやまあ、メガ・ラニカ側の受験生は年齢に前後の余裕が取れるので、別に海が受験してもダメってわけじゃあないんですが。


維志堂理音
 良宇の母親。主婦。


維志堂良宇
 華が丘高校魔法科一年。
 心優しき和装番長。
 学年でもトップクラスの体力を持つ前衛の壁。茶道も嗜み、和の心も併せ持つ好漢だが、難しいことを考えるのだけは苦手。


 PC組の壁。みんな大好き維志堂君。
 茶道部を立ち上げ、メガ・ラニカ行きでレリックを手に入れて防御力強化、終盤で彼女を作って、最終話で序盤からずーっとアプローチしてきた破邪の太刀まで振り回すという堅実かつ着実なパワーアップを続けておりました。

 ただしパートナーのレイジくんの頭の良さに比例するかのように、頭の悪さも回を増す事にパワーアップ。ついでに口調も序盤は「がはははは!」と笑うような豪傑タイプだったのに、終盤は山口弁丸出しの純情番長キャラになってました。
 ただ、要所要所でピンポイントに真理を突く台詞を吐くことがありまして、部活動絡みのシナリオ追加もですが……リビルド世界が出てきたのは彼のひと言があったからと言っても過言ではありません。

 ……って、こうやってまとめてみるととんでもないパワーアップの仕方してますねこの子。
 まあ、晶ちゃん達とは別の意味で硬軟使い分けられる子だったので(ガチバトルもいじられも行ける)最初から最後まで書いてて楽しかったです。いや他の子も楽しかったのですけど。


五十公野散切
 ハナレン! からのゲストキャラ。
 茶道部の一員でもある。


 ハナレンからの客演組。
 晶ちゃんとの掛け合いが書いててとにかく楽しかったです。


イリュウド・ソーア
 レムの父。
 メガ・ラニカと魔法庁が共同で設立した、ゲート管理組織に所属している。
 現在は管理者クラスの地位に就いているが、十六年前には時の迷宮へ旅立った陸とルリを見送り、彼らに迷宮の方位を指し示すコンパスを与えたこともある。


 ゲート管理組織は特に表に出す予定は無かったんですが、レム君の家族関連の設定をもらった時にそういう役職とあったのでちょっと出してみました。
 十六年前に陸にコンパスを渡した話は、もちろんスーパー後付け設定です。

 リビルド世界でも立場はほぼ同じ。
 魔法庁でゲート案内人の任に就いているはいりや、寿退職した葵の上司を務めていた。



 冬奈の召喚獣。
 その正体はメガ・ラニカ誕生以前から魔法使い達と行動を共にしていた猫又とも言われ、アヴァロンの黒竜退治に随伴していたという噂もある。
 メガ・ラニカ誕生以前から伝わる古代魔法の数少ない使い手で、マナの影響を受けずに魔法を使うことが出来る。

 基本は猫だが、人型を取ることも出来る。


 冬奈ちゃんの召喚獣です。基本はグダグダしてグミキャンディを食べる係。
 本編ではルール上そこまで登場しませんでしたが(脇役ですしね)、実際は本編の登場キャラクター中でもかなり上位の力を持っているとかいないとか。
 まあグミキャンディ食べる係なんですが。


ウィリアム・ローゼリオン
 華が丘高校魔法科一年A組副委員長。
 ただし副委員長だったのは一学期のみで、二学期からはその座を真紀乃に譲る事になった。

 大神八朔のパートナー。
 いつも穏やかに笑っている好青年。
 女性と薔薇をこよなく愛し、それらに命をかけることも厭わない。女の子大好きなハークとも、意外と仲が良いようだ。

 園芸部と茶道部に所属している。
 だが、ひとたびトラブルの匂いをかぎつけると……。


 基本的に彼に関してはやりたい放題だったので、ここで書く事ってあんまりないんですよね……。
 そうそう。彼も最初は「カッコイイポーズ!」とかやってたんですが、終盤はリビルド世界の影響をほとんど受けてなかったり、薔薇獅子相手でも動じなかったりと超然としたキャラになっていってました。
 たぶんメンタル面は、PC中でもっとも強いんじゃないかと。いや、強いというか、見てる方向が全く違う子ですよね。きっと。


魚沼菫
 華が丘にただ一つの喫茶店、カフェ・ライスの女性マスター。黒髪ロングの美人。

 かつてソニアの一人として蚩尤達と戦っていた。一時期は蚩尤に操られ、蚩尤の下僕として行動していた時期もある。後にはいり達に助けられ、一緒に蚩尤を完全に封印した。
 夫のナウムとは、その頃からの仲。


 ソニア組のまとめ役……なんですが、終盤は先生組に比べて出番の少なかったお姉様。
 というかそっちの役割は割とはいり達に振ることになっていて、本当の役割はPC達のたまり場として用意していたカフェ・ライスのマスターでした。

 もっともPC達のたまり場として活用されたのは初期のごくわずかで、終盤に行くに従って茶道部や料理部、八朔の家や四月朔日道場などにシフトしていくことになったのですが。
 そのぶんカフェ・ライスはひかりさんやはいり達のたまり場として差別化されていくことになりました。

 ちなみに菫が、今期のソニアの最初の一人です。
 本来であれば彼女とニャウ(後のナウム)だけで全てカタが付くはずだったのですが、蚩尤の封印に向かった際にその力の前に敗北、ソニアの力をローリに託すことになります。
 当時の知識と記憶が残っているため、彼女はソニアでありながらガルム召喚など、蚩尤の力を行使することが出来ます。


魚沼ナウム
 華が丘にただ一つの喫茶店、カフェ・ライスのマスター。無口。
 趣味は写真撮影で、天候竜の写真集を出したこともある。ただし当人は体質の都合上、一切の魔法が使えないため、山中の撮影に関しては全て徒歩での移動を行っているらしい。

 元は戦場カメラマンだったという噂もあるが、その正体は謎に包まれている。

 彼自身はソニアではないが、彼女達の協力者としてコスモレムリアや他の組織とも接触を持つ。


 カフェ・ライスの無口なマスター。カフェの奥で黙々とグラスを磨いてる役。イメージは非常に分かりやすく、笑ゥせぇるすまんに登場したバー「魔の巣」のマスターです。

 もともとは菫と同じく今期のソニアチームの最初の一人でした(役割はソニアの支援を司る『結界獣』)。コスモレムリアに唐突に連れてこられて問答無用で結界獣にされたのは、不運としか言いようがありません。
 この辺りの無慈悲な始まりに関しては、拙作『プロローグ19xx』を参照いただければと。


エキガミ
 古代メガ・ラニカに現われた災神『キュウキ』を封じ込めた刃の名。
 レム・ソーアのレリック『双空』の異名である。
 製作者は、地上からメガ・ラニカに事故で渡ることになった刀匠・垣元灯室。


 夏休み後半からいきなり登場した設定。本当にいきなりだったのでどうしようか迷いましたが、それもまあありかと思ってそのまま採用に。
 当初から数話かけてやりたい〜的な話はもらっていたのですが、当面の決着は何だか色々伸びて結局最終話までかかることに。

 ちなみにラストバトルは、当初は天候竜をPCだけで倒してオシマイという事で進めてました。
 でも序盤も中盤も終盤もずーっと天候竜と戦いっぱなしというのは(書いてる方が)面白くないので、序盤はガルム、中盤は天候竜、ラスバトはたまたまそれっぽい位置にいたエキガミ(キュウキ=レム君)に白羽の矢が立つことに。


エドワード・ローゼリオン
 ウィリアム・ローゼリオンの祖父。
 ウィルをそのまま年を取らせたような性格をしている。ローゼリオン家の花園をたった一人で切り盛りしている、老いてなお盛んな老紳士。

 先代マスク・ド・ローゼでもあり、現在でも銀色の仮面を身に付け、アージェント・ローゼと名乗ることもある。

 かつては大魔女達と肩を並べる実力の持ち主だった事もあるとかないとか。


 ウィルのじいちゃんです。
 大魔術師が誰もいないので何となく大魔術師にしてみた以外は、だいたいいただいたアクションそのままです。
 でも大魔術師ってバンブルビー先生も大魔術師だったようなそうでなかったような。まあいいか、影薄いし。


エマ・ソーア
 レム・ソーアの姉。
 本編には未登場。

 レムが女性に頭が上がらなくなった原因を作った一人である。


大神きのと
 大神八朔の祖母で、大神柚子の母。
 茶道のいち流派、大神流の総代。華が丘でも有数の文化人として知られている。

 基本的に厳しく礼儀を重んじる性格だが、それなりに冗談を理解する面も持ち合わせている。ウィリアムを受け入れたり、柚子の未来行きを認めるなど、固いばかりの人物ではない。

 エドワードや大ドルチェ、大ブランオートなどの年長組とも面識があるらしい。


 八朔の祖母です。当初は設定だけの存在だったのに(大きな家という設定だけあった)、茶道流派の総代になり、和装の老婦人になり、名前が付き、最終的にはかつてソニアの経験もあったかもしれない……という事に。


大神八朔
 本編のガイドNPC。
 華が丘生まれの宇治育ち。ただし宇治出身で大神一門にいるからといって、別に茶道に造詣が深いわけではない。

 スペックはおしなべて無難。


 本来なら大神柚子の血縁者という説明と、華が丘の外からやってきた来訪者(プレイヤーと同じ目線で物が見られる人物)という役割を果たした段階で彼の仕事は終わりでした。
 色々あってウィルくんのパートナーになったのと、茶道部の関係者になったので出番が増えましたが……本編でも中盤くらいまで出番がないこととか割とザラでした。

 不憫ではあるが、本編には絡まない子だったんだから諦めるんだ。


大神柚子
 本編のキーNPC。
 92年に死亡したと言われていた、はいり達の友人。


 結局、彼女をこの時代に連れてくる事がリリレリのメインシナリオに据えていた内容でした。はいりや陸たちソニア系NPCは、全てこの目的に向けて行動しています。

 PC置いてけぼりじゃんと言われればそれまでなわけですが……ぶっちゃけ、PBMってどこまでPCを当事者に据えるか毎度毎度頭の痛い問題なんですよね。

 数時間のセッションで全員列席が基本のTRPGならその場にいる連中を全員当事者に据えることも簡単なんですが、PBMってその回ごとに参加するかしないかが選べてしまうわけで……。
 今回はその辺りの対策としてオートパイロットを試験的に導入してみましたが、重要な決断を要求される回でのオートパイロットは正直マスター側の悪い頭をさらに悩ませるだけだったという、非常に良し悪しと言った所でした。もちろんアクションが遅刻・欠場になってしまってもスケジュールに影響が出ないという意味では想定通りの効果は上げてくれたのですが。

 個人的な新井シナリオの楽しみ方は、『メインシナリオそっちのけでやりたいように遊べば良いじゃん(わらい)』でいいと思ってるんですよねー。何かメインシナリオはグダグダやってるけど、他に楽しいことがあるからいいや、みたいな。
 いやまあ、もちろん本気で世界の謎に挑んでいただくのも、マスターとしては大歓迎なのですが。


オランジェット=ドルチェ・ミハル
 百音と紫音の母親。
 華が丘で、洋菓子店『魔女オランジェの家』を営んでいる。

 もと魔女っ子。


 百音ちゃんのお母さん。先代魔女っ子という設定でしたが、本編ラストで魔女っ子モードでの登場に。
 ちなみにそっちの試験は既に終わっているという話を聞いたような聞いてないようなだったので、自動的に魔女扱いになっています。

 以前、メガ・ラニカ側の先遣隊としてソニア達との交戦経験あり。



ガエン・ホリン
 レイジ・ホリンの祖父。故人。
 ホリン家の祖先が竜退治の英雄だったと信じていた人物。レイジは彼の影響を多分に受けている……ようだが、竜退治の英雄の話は半信半疑だった。


 ある意味、PCが関連したレベルでの本編最重要キーワードの持ち主でした。
 というか天候竜黒化ってどっちが先だったのかなぁ……この竜退治のネタに合わせたような気もするし、もともと天候竜をラスボスっていうネタにこちらを擦り合わせたような気がしないでもなく。


垣元灯室経津主
 カキノモトヒムロフツヌシ。
 加佐登島の山頂にある社に奉られていた刀匠。もとは人間だが、その功績から神格化されたらしい。

 かつてメガ・ラニカに渡った経験を持ち、その時にキュウキを封じ込めた宝刀・エキガミを創り上げた。後に華が丘に戻り、華が丘八幡宮に奉られている破邪の大太刀の作成にも関与したとされている。


カフェ・ライス
 華が丘に一軒だけあるカフェ。
 昼間は主婦のたまり場となり、夕方には華校生達のたまり場になっている。
 料金は全体的に良心価格。学割も利く。


 実際の華が丘エリアにはカフェどころか、この手の飲食店が一軒もありません。住人がそういう飲食店に行くのが嫌いな土地柄らしくて、商売にならないらしいです(実話)。田舎って怖い。

 最近は降松側(と新井が認識しているゾーン)に大規模ショッピングセンターが出来たこともあって、そこまで行けばマクドとかミスドとかあるんですけどね。


ガルム
 蚩尤の眷属の一種。
 中型犬〜大型犬程度の黒い犬型の魔獣。まれにそれより大きなケースもある。
 単体での戦闘能力はそれほどでもないが、集団で出現するため囲まれればかなり危険である。

 メガ・ラニカでも出現事例があり、魔法生物の一種と思われていた。


 序盤と最終話に出てきたかわいくないわんわん。でも撫子ちゃんは可愛いとか言っちゃいそう。
 PC達が強くなった描写はしたいけど天候竜を即殺するのはおかしいよねーという事で、程良いサイズの斬られ役と相成りました。
 そんなわけで、序盤は超大型タイプが一匹だけでしたが、終盤は中型犬タイプがわらわら出てきてます。


ギース・ハルモニア
 キースリン・ハルモニアの父親。
 ハルモニア家の分家の当主で、ハルモニア騎士団の一翼を担う。
 貴族にして一流の騎士だが、娘には甘い。

 レリックとして、炎の剣を使う。


 キースリンさんのお父さん。息子をあんなにした張本人ですが、家の問題とかあったならしかたないね!

 ちなみに奥さんに求婚する際にローゼリオン家のバラを贈ったそうで、ローゼリオン家ともそれなりの付き合いがあるようです。


キースリン・ハルモニア
 華が丘高校魔法科一年A組の副委員長。
 パートナーの森永祐希と委員長コンビとして扱われることが多い。

 クラス名簿にも女子として登録されているが、実際は男。ただしその性格と、生まれながらにして女子として育てられてきた経緯から、勘の鋭い女子達の中にも違和感なく溶け込んでいる。


 開幕から『男の娘ですけど内緒にしててね!』というぶっとばしっぷりをしてきた川本マスターのPC(第一話時点ではまだマスターではなかった)。
 面白かったのでもちろん内緒にしてました。パートナー決定の話で勝手にバラしちゃいましたが。でもまあ、これに関してはパートナーの祐希くんの行動も取れなくなるので、バラさざるをえなかったからなんですけどね。

 基本的にマスターはプレイヤーさんの共犯者なので、この手の悪だくみを持ちかけられるとホイホイ乗っちゃいます。特に話の固まってない序盤なら序盤なほど乗りやすいです。
 反面、後半でいきなりサプライズとかされると、「おまwwwwはやくいえwwwww」とか言ってごめんなさいって言っちゃいますが。


 そうそう。実は設定の都合上反則スレスレだったレリックと、神剣を召喚するというやっぱり荒技を使ってきてましたが、実際の所そこまで桁外れの設定ではなかったのでそちらに関してはスルーしておりました。
 この場で言う『桁外れの』というのは、ゲームバランスを根本から崩す……という意味ですね。

 魔法世界で『強い魔法の武器を持ってます』というのは、それほどゲームバランスは崩さないのです。単純に物理火力が強いのは、いくらでも抑制が効くので(他のキャラに知恵で出し抜かせて相対的に弱体化させたり、単純に消耗を大きくしたりetc.)。
 ブレーキがかかりやすいのは、『実は宇宙妖怪です』とか『未来から来た超能力戦士です』とか『巨大ロボット持ってます』とか、世界観をそもそも見てないの。こっちはかなりの割合で黙殺、もしくはスルーしてます。川本マスターはその辺りおおらかなので、結構採用してたりしてますけどねー。


キュウキ
 四凶と呼ばれる蚩尤の上級眷属の一角。
 風と雷を操り、人に憑依することでその意識を支配することも出来る。性格は非常に凶暴とされる。
 数百年前のメガ・ラニカで、垣元灯室によってエキガミの中に封印されていた。

 金色の鳳の形で顕わされる。


 中盤から出てきて、最終的には本編の事実上のラスボスに収まった鳥さん。
 本編終了後は、宿主のレムの『説得』もあって、彼とそれなりの関係を築こうとしているようです。#9最終話のタイトルは、こいつに向けての言葉でもあります。

 ちなみにマイソニアに出てきたシャドウソニア・キュウキとも同一の存在です。動きとしては、

 シャドウソニア・キュウキとして行動→終盤でカオスに吸収される→蚩尤とまとめて封印→その後、封印が解けた隙に過去へと逃亡→垣元灯室によってエキガミに封印→レム君が双空を入手

 とまあ、こんな感じで動いてます。


京本崇至
 ハナレン! からのゲストキャラ。
 主に白衣の怪人として登場。


 ハナレンからの客演組。一番楽しかったのは、#7の27話のラストのひと言。
 あとクリスマスは普段とちょっとノリが違いますが、クリスマスは彼なりにはしゃぎたかったようです。


キンバー・マクケロッグ
 ハーキマー・マクケロッグの母方の祖父。
 父親不在のマクケロッグ家の大黒柱だが、本編ではこれといった出番はなし。


玖頼・ビッグランドー
 ハナレン! からのゲストキャラ。
 茶道部の一員でもある。


 ハナレンからの客演組。
 もともとは部活設立でハナレンのPCさんでもOKですよーと言ったところで参加することになっただけのはずだったんですが、なんか最終決戦までちょこちょこ顔を出すことに。
 茶道部というか、一年ばっかりのリリレリ登場人物の中でも数少ない上級生なので、そういう意味では重宝させてもらいました。

 戦闘シーンのイメージはもちろんアフガン航空相撲。
 アフガン航空落とし!


月瀬浪斗
 セイルの父親。
 事故で死亡したと言われていたが、実際は妻のルーナレイアと共に、時の迷宮に姿を消した四凶の追跡調査を行っていた。

 魚沼ナウムの職業上の後輩に当たるらしい。

 弾丸型のレリックの使い手で、かつて幼い鷺原悟司に銀の銃弾を預けたことがある。


 事故で死亡、のひと言だけ書いてあったセイルくんの設定が、なんでこんな形になったのか分からないほどの変貌を遂げた末の形。名前は後でセイルくんのプレイヤーさんに決めてもらいました。
 時の迷宮に絡んでる設定は割と初期から決めてたんですが(酷い)、シルバーバレットをもらった設定は……なんで付けたのかなぁ。いやまあ、当時は何か思うところがあったんでしょうが。
 つか、セイルくんの狼の設定って二話くらいからのはずだから、その後でシルバーバレットの話が出るなら狼→銀の武器繋がりでまあ分からんでもないんですが、多分その前からなんだよな……。
 悟司くんが銀弾をもらった話と、レリック作りが出来るNPCが大ブランオートしかいなかったから、とりあえず結び付けとけば何かあるだろうと思って結び付けただけのような気も、そうでない気も。
 いやまあ、別にいいっちゃいいんですが。

 よくないだろ。


ゲデヒトニス
 ハルモニア家の執事。
 本名はゲデヒトニスだが、キースリンからは常にセバスチャンと呼ばれる。当人は気にしているようだが、半分以上は諦めているようだ。


 ゲデヒトニスが常に名前を正しく呼ばれないのは、ディズニーアニメの名作『ファイアボール』からのネタ。川本さんからそんなネタを振られたので、ゲデヒトニスの口癖もそちらを踏襲しています。
 ちなみにハルモニア騎士団の団員の名前も、その大半が『ファイアボール』からの引用。


黒竜
 天の気とマナによってその体を構成する天候竜が、マナに含まれる蚩尤の陰の気の影響を受けてその特性を変化させた状態。
 非常に凶暴な性質を持ち、強力なブレスを吐く。

 本来なら華が丘に出現する天候竜は蚩尤の強力な影響を受けるため、かなりの頻度で黒竜化するはずだったが……十六年前から定期的に兎叶はいりが天候竜を倒すことで、その蓄積した陰の気をリセットしていた。


 最初期から想定されていた、物語最初の敵にして、物語最後の敵。プロローグで竜の首を刎ねていたはいりは、このリセット作業を行っていたわけです。
 まあ真のラスボスの座はキュウキに乗っ取られたレム君に持っていかれたわけですが。

 完全版の黒竜は単体でメガ・ラニカの聖都アヴァロンを滅ぼせるほどの力を持っていましたが、最終決戦時に出てきた黒竜軍団は量産型ということで若干スペックが落ちてます。
 マイソニアにたまに出てきてた黒竜軍団も、最終決戦仕様とほぼ同じ。過去編でちょっと出てきた黒竜は、単体ということで量産型よりは少し強くなってます。


コスモレムリア
 有史以前に地球上に存在していた、いわゆる超古代文明のひとつ。はるか古代に地上を棄てて、宇宙へと去っていった。
 基本的に地球には未練がないため、彼らの側から地球上にコンタクトを取ることはない。また、こちらからコンタクトを取ることも限りなく不可能に近い。

 彼らが旅立ちには不要と地球上に残していったものの幾つかは、地球の後発文明(人間の文明も含む)に深刻な影響を及ぼすものと思われたため、その回収・封印要員としてソニアの戦士が存在している。

 彼らの基準では、蚩尤の危険度は中の上くらいらしい。


 本編の諸悪の根源です。まあ諸悪の根源と言いつつもこいつらが蚩尤を遺していかなければメガ・ラニカも存在し得なかったのですが。


古龍
 メガ・ラニカに存在する魔法生物群の中で、特にずば抜けた性質を持つ生物に与えられる呼称。

 特定の種や竜の種類を指すわけではないため、その生態は多岐に渡り、未だ解明されていないことの方が多い。
 中には、幼体の間は別種として扱われ、成体となった後は古龍と呼ばれる種もいると言われている。

 ちなみに天候竜は魔法生物ではないため、古龍とは別カテゴリの生物群として扱われる。


コントン(カオス)
 四凶の一角。
 リリレリ本編には未登場。

 マイソニアでは四凶の統率者としてローリの母親に憑依し、はいり達と激しい戦いを繰り広げた。
 最終決戦時に蚩尤と融合し、そのまま蚩尤と共に封印されるが、後の戦いで蚩尤の封印が緩んだ際に時の迷宮へと逃亡する。



鷺原悟司
 華が丘高校魔法科一年B組の副委員長。
 冷静な性格で、悪ノリする事も多いB組委員長の抑え役に回ることも多い。
 幼い頃に月瀬から譲り渡された弾丸型レリックを使う。


 メンバーの中で貴重な良識派&後衛アタッカー。
 特にB組はレイジくんがアレ(酷)で、レムくんがキュウキ絡みで忙しかったので、平時であれ非常時であれ何かあった時のまとめ役は全部彼がやっていたものと思われます。

 あと、物語中盤で携帯の機種変更のイベントがあった唯一のPCでもあります。序盤は古い携帯を使っていたため携帯のバッテリーが……というシーンもあったのですが、その辺りも改善されたため携帯絡みの弱点も後期ではなくなってます。

 個人的には百音ちゃんの正体を知るイベントは外せないだろうと思って勝手にやってしまったのですが……(酷) その後は往年のぴえろ魔法少女シリーズ的展開はおろか、もっと平成ちっくなドロドロしたものに!
 どうしてこうなった!(笑


佐倉井美輪
 ハナレン! からのゲストキャラ。
 サッカーが得意だが、正式な部員ではないため(応援扱いらしい)、序盤の部室攻防戦には参加していない。


 ハナレンからの客演組。
 終盤の錬金術部が応援に来た的なイベントは、佐倉井くんの行動をベースにしたものです。
 いやまあなんというか、本来なら非リリレリPCの行動をベースにしてはいけないのですが、決戦やその直前の応援にあったお祭的なイメージと、いずれにしてもPC達だけでは戦力不足(当たり前なのですが)だったので、その辺りの補強的な意味で採用させてもらいました。

 今回はPCの立場上、家族の設定などは必要だと思ったのでこの辺りはむしろ推奨のノリでやっておりましたが、次回作ではこの辺りの非PCの立場は厳しくする予定です。
 ぶっちゃけ、PBMの本来の形、『設定できるのはPCのみでサブPCとかNPCとかは一切設定禁止』という当たり前の方向で考えてます。
 ……そのぶん緩くする所ももちろんありますけどね。


皐月
 ハナレン! からのゲストキャラ。
 四月朔日家でホームステイ中のロベルタのメイドで、平時は四月朔日家の家事全般を手伝っている。

 四月朔日家のシーンでは家事の出来る頭数が常に不足していたので(稽古中に師範であるお母さん達を出すわけにもいきませんし)、ファファと一緒に料理をするシーンがちょくちょく登場させてもらいました。


四凶
 古代中国・舜帝の時代に現われた四体の魔物を示す。文献によって異なるが、今回登場するのは春秋左氏伝に記されたコントン、キュウキ、ナンクン(資料によってはトウコツ)、トウテツの四体。

 本作では蚩尤の眷属の中で最も高位に位置する四体の魔物の総称とされ、主である蚩尤の復活を目指して暗躍していた。
 マイソニア中ではコスモレムリアの人工精霊と同じように宝珠の姿を取って近原家の三人と菫に憑依していたが、必要に応じて魔物の姿を取ることも出来る。


 本来蚩尤と関係があるのはトウテツだけであり、残りの三体は蚩尤との直接の関連性はない。


子門真紀乃
 華が丘高校魔法科一年A組副委員長。
 副委員長なのは二学期から。

 魔法科でも珍しい、華が丘市外からの新入生。今期の学区外からの新入生は八朔と彼女だけである。
 アニメ・特撮に関してマニアックな知識を持ち、その辺りを具現化できる魔法世界にも色々と興味を持って行動する。

 リリレリ本編では珍しい、パートナーと別のクラスのPC。


 えーっと。
 何というか、非常にごめんなさいとしか言いようがない真紀乃ちゃん。今回のリリレリは『明確な悪役がいない(ラスボスなどの悪い所は天候竜だの蚩尤だのに全部押しつける)』という方向性でやっていたので、悪を倒すヒーローを目指していた真紀乃ちゃんには非常に居づらかったと思います。ごめんなさい。
 特にハナレンは、正統派のヒーロー活劇という逆のベクトルで進んでいましたし……。

 次回作……………も、どちらかと言えば日常ものに分類される話になる予定なので、明確な悪役はいない予定です。ぐぬぬ。


シャーデンフロイデ
 長年の経験でハルモニア騎士団の副長を務める老人。
 どちらかといえば小柄。

 名前の由来は、ディズニーアニメ『ファイアボール』に登場したサル型ロボット。
 特に顔が猿に似ていると言うわけではない……と思う。


シャーリー・ホリン
 レイジ・ホリンの母親。
 本編では未登場。


 多分、レイジくんがクラスメイトの家全員回る! とかいう豪快なアクションを掛けてこなかったら、レイジくんの家のシーンで出てたと思います。だってそのシーン削らないとあの回レイジくんの出番ばっかりになったんだもん。
 一応、出番調整とか考えてるんですよ。あれでも。


蚩尤
 華が丘世界における全ての元凶にして、根源となる存在。
 神にも等しい存在とされ、封印された状態でもメガ・ラニカを創世できるだけの魔力を持つ。また、創世以降のメガ・ラニカを支えてきたのもこの蚩尤である。
 かつては魂と肉体が分けて封印されていたが(古代のソニアが封印していたと見られる)、マイソニア本編で魂と肉体が融合、世界を滅ぼしかけたが、はいりの力によって完全に封印された。
 その後にもうひと騒ぎあり、現状は魂と肉体が融合した状態で少しだけ封印が緩められた状態にある。

 これだけの力の持ち主がコスモレムリアで何のために生み出されたのかは不明。


 原典は古代中国における、戦の神。世界に戦う術をもたらしたとされる。


小ブランオート
 大ブランオートと対で呼ぶ時の、ルーナレイアの別名。
 詳しくはルーナレイア=ブランオートを参照。


女王トビムシ
 中間テストで登場した、トビムシの親玉。
 トビムシを巨大にした形をしている。非常に魔力純度の高い頑強な甲殻を持ち、学生レベルの魔法や物理攻撃を受け付けることはない。
 ただしその装甲も、天候竜の牙の前にはひとたまりもなかった。


 天候竜の力がどれほどのものかと、第四結界を壊す事が目的だったスーパー噛ませ犬。蟲ですが。
 元ネタはモンスターハンターに出てきた女王蟲・クイーンランゴスタ。ただしクイーンランゴスタが並のランゴスタとは似ても似つかぬ形をしているのに対し、女王トビムシは単純にトビムシを大きくしただけです。


スウィート・パティシエール
 フラン・ボワーズ=ドルチェが変身した、いわば先代の魔法のお菓子屋さん。
 巨大な泡立て器を武器に戦うが、パティシエール自身は中〜後衛での魔法攻撃を得意としている。

 変身のコスチュームそのものはレリック側に設定されているものなので、レリックさえあれば彼女以外がパティシエールに変身することも不可能ではない。


スウィート・ハルモニィ
 美春百音が変身した、現代の魔法のお菓子屋さん。ただし魔法のお菓子屋さんはマスターが便宜上付けた呼称なので、正式名称というわけではない。
 世界樹の枝を元に創られた魔法のステッキが武器で、それをトンファー代わりにした打撃戦を得意とする。魔女っ子なのに前衛担当。

 一時期レイジ達に正体を確かめようと追われていた時期があったが、そのうちなあなあになった。今は華が丘の住人達にも受け入れられており、日夜愛と平和のために活動している……らしいぞ。

 変身のコスチュームそのものがレリック側に設定されているのは、先代のパティシエールと同じ。ただしコスチュームには、男性用と女性用といった幾つかのパターンがある。


スゥ・ハルモニア
 キースリンの姉の一人。
 本編では未登場。

 なお、ちゃんと女性。


雀原葵
 華が丘高校魔法科一年B組の担任。
 華が丘高校で最も強力なリリックの使い手と言われている。

 最初はクールビューティー路線を突っ走っていたが、だんだん日常生活のだらしない裏の顔が明らかになっていった。
 生活力は五人娘の中で最も低い。

 学生時代はガチツンで、デレは一割もなかったと言われている。
 本編終了後にもとパートナーとよりを戻したとか言われているが、不明。


砂獅子
 薔薇の花に似た砂色の頭部と無数の触手を持ち、時の迷宮の中を徘徊している魔法生物。もともと時の迷宮に住んでいたわけではなく、どこかのゲートから迷い込んで居着いたものらしい。
 時の迷宮の中に入り込んだPC達にちょくちょく遭遇し、その度に追い返されている。

 最終決戦では薔薇獅子と対決し、怪獣大決戦さながらの戦いを繰り広げたが、単純に迷宮の中に追い返されただけで、死亡したりはしていない。


 本編では薔薇獅子の亜種と言われているが、魔法生物の生態はよく分かっていないため、本当はどちらが原種なのかは不明なまま。もしかしたらどちらもオリジナルではないのかもしれない。


セイル=月瀬=ブランオート
 華が丘高校魔法科一年A組の生徒。
 あまり喋らないとあったので「……………わかった」といった喋り方にさせていたら、そのまま定着してしまった狼耳ショタッ子。


 毎回アクションが簡潔だったので、その辺りをこちらで膨らませていったら大変なことになってました。大魔女とか親があんなに強いとか、その辺の設定は全部マスター側の後付けです。
 ごめんなさい、ホントにごめんなさい。

 でもその辺りの強設定と、リリのパートナーになった件は全くの別で、本当にこちらの予期しないものでした。でないとそこまで特異点を集めるもんか。

 ちなみにエピローグでさりげなく魔術師の称号を貰っていますが、魔術師の称号は流派が認めれば名乗れちゃうので、称号取得の難易度は流派によって天と地ほどに異なってきます。
 なので、同じ大魔女の流派でもドルチェのそれはかなり厳しい部類。ブランオートの流派は流派の長たる大ブランオートが良いと言えばOKという、かなり特殊な部類に入ると思います。


セバスチャン
 ハルモニア家の執事、ゲデヒトニスの通称。
 何度訂正してもキースリンからセバスチャンと呼ばれてしまうのは、ひとえに『ファイアボール』が悪い。

ソニア(皆殺しのソニア)
 リリレリでも何度か呼ばれた、『最も近き伝説』の名前。子供の御伽話でも語られるくらいには有名な存在である。

 たった一人で数千、数万の黒竜を瞬殺する暴虐ぶりからその名が付いたらしい。


 ちなみにはいり達は、メガ・ラニカの記録で言えば二例目の皆殺しのソニア。



大クレリック
 大魔女トゥシノ・クレリックの通称。
 詳しくはトゥシノ・クレリックを参照のこと。


大ドルチェ
 大魔女フラン・ボワーズ=ドルチェの通称。
 詳しくはフラン・ボワーズ=ドルチェを参照のこと。


大ブランオート
 大魔女フィアナルフト=ブランオートの通称。
 詳しくはフィアナルフト=ブランオートを参照のこと。


大魔女
 メガ・ラニカで魔女王の次に高い位を持つ魔女の称号。男性の魔法使いであれば大魔術師と呼ばれる。
 世襲ではなく、当代限りの実力重視。

 流派の定める試験に合格すれば名乗ることの出来る『魔女・魔術師』の称号とは違い、大魔女の称号は魔女王によってのみ与えられる。
 そのためメガ・ラニカにおいては最高の敬意を払われる称号とされるが、それに伴う役職や責任も問われるため、面倒事を嫌って大魔術師・大魔女の称号を辞退・返上する魔法使いも多い。

 日本の地位・役職に大魔女に相当するものはないが、強いて当てはめるならば『大臣』や『人間国宝』クラスに相当する。


 本編に登場した現職の大魔女は3人、もと大魔術師は2人です。もちろん大魔女は3人だけじゃなくて、メガ・ラニカに戻ればもっといます。

 ちなみに大+姓の呼び方は本来のこういった呼び方としては誤りで、実際は大+名となります。家康公や信玄公を、徳川公・武田公と言わないのと同じです。
 なぜそれをあえて大+姓にしているかというと、単に大魔女を出したタイミングでは、ドルチェはともかくブランオートの名前が分からなかったから。
 たぶんメガ・ラニカの魔法使い業界は基本的に個人の実力主義の国なので、大+名字でも区別できるんだと思います。思いますってば!


第四結界
 華が丘周辺にマナを留める結界を張り、その内に溜まった蚩尤の魔力(マナ)をメガ・ラニカに効率よく流し込むための魔法装置。
 メガ・ラニカの崩壊に歯止めを掛けていた重要な儀式装置だったが、設置の都合上、防御結界などで周囲をガードすることが出来ず、女王トビムシの暴走によって破壊された。

 第四結界崩壊後は、華が丘を囲うように作られていた結界も消え、結果的に降松や遠久山の一部でも魔法が使えるようになった。


小鳥遊柚子葉
 あさかマスターのスピンオフ小説『小鳥遊柚子葉の日常』の主人公。
 マナを自力で作り出す武装錬金『賢者の知恵』を持つ。

 ちなみに賢者の知恵はマナを蚩尤に頼らず創り出す研究の過程で生み出されたものですが、コストパフォーマンスが極端に悪く、現状では量産できる(蚩尤のマナを代替できる)レベルには至っていません。


ダン・ホリン
 レイジの弟。ホウキ型のレリックを使い、メガ・ラニカでクイディッチの選手をしている。
 本編ではちょっとだけ登場。


 レリックを召喚魔法で呼び出せるという裏技を使っているのは、そういった技法がメガ・ラニカで確立したから…………………ではなくて、単にマスターが考えてなかっただけです。
 というかレリックを召喚魔法で呼び出せない設定って、単にレリックをストラップにして普段から持ち歩いてて欲しいから作った設定であって、別に召喚されて困るわけじゃなかったんですよね。


千海可南
 華が丘高校生徒会長。
 ツンデレメガネ。
 本編では語られなかったが、実はサッカーも得意。


 拙作sevenDAYS、冤罪探偵ハルキ、川本マスターのダブル・コントロールからの客演。
 1992年段階で高校生だった彼女が2010年のこの世界で再び高校生を演じているのは色々と理由があるのですが、今回は関係ないので省略。


樗木小姫子
 あさかマスターのスピンオフ小説『小鳥遊柚子葉の日常』に登場した、柚子葉のパートナー。
 本編では最終決戦にちょっとだけ登場。
 あの森の中で何をしていたかは、あさかマスターの小説を参照のこと。


チャールズ・ローゼリオン
 ウィルの父親。
 メガ・ラニカの王都メガラニウスで花屋をしている。


ツェーウー
 メガ・ラニカにおける蚩尤の異名。
 あちこちに祠が設けられ、メガ・ラニカにおける魔法使い達の守り神という扱いを受けている。
 とはいえ、自力で奇跡が起こせる魔法使いがごろごろしている事、メガ・ラニカ誕生に至る経緯などから宗教の域までは達しておらず、民間信仰のレベルに留まっている。
 
 蚩尤→しゆう、という音からCUという文字が宛てられる→CUの独語読みでツェーウー、という流れ。

 創世当時のメガ・ラニカにはもちろん独語なんかないはずですが、ゲルマン語圏の人はいたはずで、その辺りの読み方が定着した……という事になっています。


ディアメント・マクケロッグ
 ハーキマー・マクケロッグの母親。

 放任主義のようだが、その辺りがハークが家族を厭う理由に繋がっているのかどうかは定かではない。


ティンキー
 大ドルチェの屋敷で働いている魔法人形。


天候竜
 天の気とマナが干渉し合って生まれる、天気の化身。竜の形をしているが、そのディテールや能力はその時の天候によって異なる。
 魔法都市のマナの量によって存在そのものがおぼろげなものから普通の生物と変わりない外見を持つものまで様々。マナの出所を考えれば当たり前の話なのだが、華が丘の天候竜はメガ・ラニカのものよりも細かなディテールを持つとされている。


 本編を象徴するキーモンスターにして、ラスボス。
 天候竜の外観は、リオレウスもですがFSSのLEDドラゴンあたりもイメージしています。


トゥシノ・クレリック
 リリ・クレリックの祖母。
 医療系を司る大魔女で、治癒魔術師であるファファの両親とも面識があるらしい。
 レリック作成の技法にも通じており、作中ではファファのレリック『微風の聖者』を造り上げた。……ただし、微風の聖者に関してはメガ・ラニカ式カートリッジシステムや魔法携帯との連携など当代の最新技術が多く盛り込まれているため、盟友大ブランオートの協力もあったと思われる。

 名前は、『年の暮れ+クレリック』のもじり。単なる語呂合わせで、深い意味はない。


トウテツ
 四凶の一角。
 作中では無数の獣を統べる魔物使いとして登場するが、本来は無数の獣を貪る怪物と言われる。
 一説によると蚩尤の頭とされる。


 リリレリ序盤で菫がガルムを召喚できたのは、かつてトウテツとして活動していた頃の記憶が残っているため。


遠野撫子
 ハナレン! からの出張キャラ。
 料理部にちょっと顔を出すだけのお嬢さんのはずが、気が付いたら良宇くんの彼女になっていた。何を言っているのかわk(ry
 

兎叶はいり
 華が丘高校一年A組の担任。
 最初は適当な事ばっかり言っているゆるゆる教師として動いていたが、中学の頃から一人暮しをしていた事もあり、生活面に関しては意外なほどしっかりしていた事が判明する。

 大剣型とホウキ型、二種類のレリックを操り、黒化するほどの悪意を溜めた天候竜を単身で圧倒する程度の戦闘力を持つ。

 リリレリ開始以前の物語であるマイソニアの主人公でもある。


トビムシ
 正式名称は『トビマワリマルカラダハネツキムシ』。
 金色の空飛ぶ魔法生物で、外見イメージはハリー・ポッターに出てきたクイディッチの金色の玉。

 本来はメガ・ラニカの深い森の中で、女王を中心としてハチやアリに似たコミュニティを形成している。



ナンクン
 難訓。
 教えがたき者、の名を持つ四凶の一角。

 マイソニアでは戦いに敗れカオス達のもとへと連れ去られたローリに憑依し、はいり達の前に立ちふさがったが、割と早い段階で説得に合い、撃破されてしまった。

 資料によってはトウコツとされるが、トウテツと似ていてややこしいので作中ではナンクンを採用している。


ニャウ
 マイソニアに登場した、はいり達を助ける結界獣。

 その正体はコスモレムリアの超科学で姿を変えられた魚沼ナウムであった。ニャウ本人は出会った当初からその事を幾度となく説明してきたが、はいり達には全く取り合ってもらえず最終回まで至る。
 マイソニアのエピローグではいり達は彼の前で着替えだのお風呂だのを平気でしまくった事を死ぬほど後悔する事になった。

 結界獣はその名の通り、周囲の被害を押さえるための結界や、非戦闘員を護る防御の結界を張るなど空間を操る力を持ち、ソニアの戦闘を支援する役割を持つ。

 扱い的には魔女っ子の側仕えのマスコットと同じだが、実際は結界獣に結界を張ってもらわなければソニアはただの広域破壊兵器になってしまい、まともに戦う事が出来ない。



ハーキマー・マクケロッグ
 華が丘高校一年A組の生徒。PCで唯一と言って良い女の子大好き要員。

 行動原理は女好きそのものだったが、ちやほやされる事が好きなだけで肉体的な接触はそこまで興味がなかった様子。その辺りで地味に評価を上げたのか、女の園の料理部でも上手く立ち回っていた。
 そこにシンパシーを感じたのか、ウィルとも仲が良かったようだ。

 パートナーには物凄い勢いで尻に敷かれていたが、それもまんざらでは……………なかったの、かなぁ。


薔薇獅子
 ローゼリオン家のバラ園に棲んでいる番犬ならぬ番怪獣。活動時には非常に凶暴で、ローゼリオン家の当主にしか懐かないとされる。

 花弁はある種の薬になるらしい。

 外見のイメージはモルボルのそれだったが、どうやらオリジナルはビオ○ンテらしい。


ハロルド・ローゼリオン
 ウィリアム・ローゼリオンの弟。

 黒曜石の銃を持ち、マスク・ド・ローゼに変身する兄と同じく、仮面の銃士マスク・ド・ノワールの姿を持つ。

 家族にも内緒だがぬいぐるみが大好きで、屋敷の一角にひみつのぬいぐるみルームを持っている。
 兄や祖父とは違い女性にはそこまでの興味を持っていなかったが、ファファと出会う事でその考えを少しだけ改めたようだ。


バンブルビー
 華が丘高校魔法科主任。ルーニやはいり達の上司に当たる。
 華が丘高校に魔法科が出来た時から魔法科の責任者を務めており、第一期生であるはいり達もかつては彼の授業を受けていた。

 普段はあまり冗談も言わない厳格な性格だが、文化祭では屋台でヤキソバを焼くような意外な一面も持っている。

 もと大魔術師。


柊真
 ハナレン! からの出張キャラ。
 最終決戦では大魔女の結界の外で、パートナー達と黒竜退治に勤しんでいた。


飛鷹夏月
 ハナレン! からの出張キャラ。
 体育科の非常勤講師で、錬金術部の顧問も兼ねる。

 リリレリには教師キャラが不足していたため、その辺りの増援でも何度か登場した。

 リビルド世界でははいりが体育教師にならなかったため、彼女の穴を埋める立場で体育教師になっていた。


ファファの父
 ファファの父。メガ・ラニカで魔法医をしている。


ファファの母
 ファファの母。メガ・ラニカで夫と共に治療院を開いている。


 ファファの両親は出番はそれほど多くありませんが、未来のメガ・ラニカに流れ着いた92年の陸とルリを迎え入れたり、冬奈の持病の処置を施したりと、結構重要な役所を担当しています。
 もっとも、冬奈ちゃんの療養の話で離れの設定が出てきたので、ルリと陸の話はそこに乗っけただけですが。


ファフセリア・ハニエ
 華が丘高校魔法科一年B組の保健委員・図書委員。
 両親が魔法医で、自身も年齢に見合わぬ強力な治癒魔法の使い手である。家事も得意で、ホームステイ先の四月朔日家では家事(主に炊事)を手伝う場面も多く見られた。


 治癒魔法といえばファファちゃんというくらいの治癒魔法担当。本編ではほとんど生かせませんでしたが、治癒魔法でも相当なバリエーションを覚えてます。

 華が丘高校魔法科における保健委員というのは、仕事を覚えれば何とかなる他の委員とは違って、かなり実戦寄りの特異なポジションにあります。たぶん、魔法科一年の生徒の大半はファファちゃんのお世話になってるんじゃないかと。
 そんなわけで、最終話の悟司くんの身代わりアクションも、ファファちゃんの強制治癒イベントが控えていたので心置きなく実行する事が出来たのでした。


フィアナルフト=ブランオート
 大魔女の称号を持つセイルの祖母。
 レリックの開発に通じたホリック職人で、作中でもセイル・ルーナ親子の戦鎚や月瀬、悟司師弟の魔法の弾丸、百音の変身ステッキ、良宇の手甲など、様々なレリックを造り上げている。

 普段は北方の寒冷地で研究を続けており、その関係で彼女自身の物理戦闘能力も高い。

 セイルくんの初期設定にあった「レリックはお婆ちゃんに調整してもらった」のひと言から、『レリックが作れるクラスなら凄い魔術師だよな→じゃあ大魔女だ→名前分かんないからとりあえず大とか付けとけばいいや』という安直な思考で生まれたキャラ。ホリック系なら何でもござれと言う事で、たぶん第四結界の建造にも関わってます。
 ちなみに彼女の作ったレリックですが、いわゆる人間国宝クラスの人物が作った作品になりますので、少々のツテで買えるレベルの物じゃありません。普通にお金出して買ったなら、高級外車だのリゾート地の別荘だのが幾つも買えるんじゃないかと思います。


フォーシー・マクケロッグ
 ハーキマー・マクケロッグの母方の祖母。
 本編未登場。


フユナ
 過去世界において、四月朔日家を訪れた冬奈が名乗った偽名。
 ただし元の世界に戻った後、母親には正体がバレていた事が発覚する。


フラン・ボワーズ=ドルチェ
 大魔女の称号を持つ百音の祖母。
 若い頃から地上世界との交流を持ち、自身も一時期地上世界で活動していた事がある。
 おそらく地上世界の研究や調査に関する指揮、地上との再接続計画(パートナー計画の前身)などの功績で大魔女の称号を得たものと思われる。

 作中で明確に語られた事はないが、大魔女三人の現場でのリーダー格。パートナー計画におけるメガ・ラニカ側の代表者で、本編の『黒幕』の一人とも言える。
 大ドルチェや大クレリックのように魔法を使う場面は少ないが、居城である小アヴァロンの存在や多くの魔法人形を従えるなど、魔法の腕前に関しても他の大魔女達に引けを取るものではない。

 メガ・ラニカ史で最初に『皆殺しのソニア』に遭遇した魔女でもある。


 作中では百音の魔女試験の試験官……という位置付けから、気が付いたら黒幕になっていた百音のお婆ちゃん。大魔女が結構いたので、老ドロシーの役割を全部そっちに振っていったらいつの間にかこんな感じになってました。ぎゃふん。


プロスペロ
 ハルモニア騎士団の団員の一人。
 最終決戦ではシャーデンフロイデ隊のフォローに回っていた。
 指揮盤上での駒は『ルーク』。


ベリンダ
 ハルモニア騎士団の団員の一人。
 最終決戦では、祐希を伴い黒竜の攻撃を受けたマーヴァ隊のフォローに回っていた。
 指揮盤上での駒は『ビショップ』。



マーヴァ・ユミルテミル
 ハルモニア騎士団の団員の一人で、雀原葵の華が丘高校時代のパートナー。
 はいり達のパートナーと同様、本編登場予定はこれっぽっちもなかったが、なぜか登場した。

 使うレリックは光の刃を発生させるショートソード。

 指揮盤上での駒は『ナイト』。


マイソニア事件
 80年代終盤に起きた、蚩尤の封印事件。いわゆるマイソニア本編のこと。

 蚩尤の眷属である四凶によって華が丘に持ち込まれた蚩尤の魂と、華が丘に眠る蚩尤の体の復活を阻止しようとする少女達の物語である。
 結果的に蚩尤の魂と体は同化してしまうが、その二つに完全封印を施す事で世界の破壊を防ぐ事に成功する。
 しかし、その封印が新たな事件の火種となるのだった。


 この話のコンセプトは、『チームが強くなればなるほど弱くなる主人公』でした。
 普通の戦隊物なら仲間が増えれば増えるほど戦力が充実して単純に強くなっていくわけですが、はいり個人に関してはフォームチェンジで万能に戦える初期状態が一番強くて、そこからフォームを分けていけば行くほど(仲間が増えるほど)戦う手段がなくなっていくという逆転現象を狙ってました。

 最終的にはフォームチェンジの出来ないブルームだと機動力を使った囮にしかなれなくて、さらにそのブルームさえ復帰したローリに取られちゃうという。

 色々言われてますがセラムンはほとんど頭の中になくて、フォームチェンジとフォーム分け与えギミックは平成ライダーと、プリキュアSS。
 キャライメージは菫や葵あたりに東京ミュウミュウが若干入ってます。
 あとは魔法少女バトルまんがの金字塔、魔女っ子戦隊パステリオン。いやなのはが入ってないとは言いませんがというかルーナレイアさんはまるっきりヴィータさんですが、なのはAの影響が多いのはC.U.のほう。


魔女・魔術師
 メガ・ラニカにおいて、一人前の魔法使いである事を示す称号。日本の武術流派における、黒帯や段位といったものに等しい。

 メジャーな流派、大魔女を輩出するような高名な流派の魔女・魔術師であれば、周囲から敬意を払われたり、メガ・ラニカと地上世界の行き来に便宜を図ってもらえる事もある。

 ただしあくまでも流派の内での試験(内容は様々)に合格すればもらえる称号であるため、自称・詐称される事も多い。また流派によっては試験内容に極端に差があるため、ある流派の見習いレベルであっても他流派の魔女より実力がある……といったケースもまま見られる。


魔女オランジェの家
 華が丘でオランジェットが開いている洋菓子店。

 前身は美春家が営んでいた和菓子屋であるため、和菓子の取り扱いもある。


マスク・ド・ローゼ
 薔薇と共にどこからともなく現われる、謎の剣士。
 仮面の下のその素顔を知る者は誰もいない……らしいぞ。


マヒル
 レイジの元カノ。
 レイジがメガ・ラニカに来る少し前に別れたらしい。

 本編では少しだけ登場、後の三角関係事件の発端となる。

 リビルド世界では『来年のクラス名簿』の影響が無くなったためか、華が丘高校魔法科の生徒に。悟司の家にホームステイし、大ドルチェの弟子として百音の修行のライバル役と務めていた。


魔法警察
 魔法庁の対魔法犯罪者チームの通称。
 本来なら魔法庁は警察権力は持ち合わせていないはずだが、魔法関連の事件に限り、警察から出向した隊員が同行する事で限定的に逮捕などの警察権力の行使が可能となっている。


魔法庁
 帝都にある、魔法都市などの魔法絡みの案件を対応する省庁。本部は出世とは縁のない日陰部所で士気は限りなく低いが、各魔法都市にある支局は現地採用のメンバーが大半ということもあり、非常に高い士気を持つ。
 本部と各支局の関係は決して良好とは言えないが、お互いがお互いとなるべく関係を持たないようにしているため、微妙な均衡状態が成り立っている。


マレ・ソーア
 レムの姉。
 本編未登場だが、レムが実家に帰った際に一悶着あった事は想像に難くない。

 レムの女性には礼儀正しい……というトラウマに近い概念を植え込んだ一人。


マレフィキウム
 いわゆる『古代魔法』のこと。メガ・ラニカが創世される前に使われていた魔法で、その性質上マナの存在しない場所でも魔法を発現させる事が出来る。

 ただしマナを使う『メガ・ラニカ式魔法』に比べて習得難易度が極端に高いため、誰でも簡単に使えるという物ではない。
 作中でこれが使えるのは、メガ・ラニカ創世以前からこの世界にいた陰と陽の二匹だけ。

 おそらく華が丘以外の魔法や、地上世界で発達した錬金術にも少なからず影響を与えているものと見られる。


水月晶
 華が丘高校魔法科一年A組、保健委員。
 保健委員という事で回復魔法も使えるが、飛行魔法や磁力魔法で動き回っている事が多い。魔法よりも人間社会側に謎のコネを多く持ち、入手困難とされるチケットを確保するなどの活躍をした事もある。


 パートナーのハークくんとの関係は、つかず離れず……といった感じなのか、それとも上手いことやってしまうのかはこれからかと。しっかり尻には敷いているようですが。


美春佐喜
 百音の祖父。菓子職人。
 華が丘で魔女オランジェの店を経営している。


美春紫音
 百音の兄。華が丘高校の生徒会役員も務める。

 妹と同じく大ドルチェの門下で、恐らくは魔術師。若いながらも一線級の腕も持ち合わせているため卒業後は魔法庁華が丘支局に入るかとも思われていたが、大学に進学するようだ。


美春粧子
 百音の祖母。
 華が丘で魔女オランジェの店を経営している。


美春真紀
 百音の父。
 公務員だが、隣県に出向しているらしい。


美春百音
 華が丘高校魔法科一年B組。
 華が丘生まれだがメガ・ラニカに修行に行って、また華が丘に帰ってきたというブーメラン娘。
 あと魔女っ子。

 その出自と初期設定から魔女になるためにがんばるぞ的な魔女っ子の王道を歩んでいくかと思われたが、気が付いたら三角関係のドロドロど真ん中にいた。ぶっちゃけミンキーモモかクリィミーマミかと思っていたらママレードボーイだった。何を言ってるかわk(ry


 ちなみにこのブーメランポジションは、瑠璃呉海にも受け継がれています。後に海も華が丘高校へと進学予定。


宮之内蘭
 魔法庁の職員。
 最終決戦時に現場指揮と宴会部長を務めていた。
 銃型のレリックを使う。

 sevenDAYSからの客演。


メアリ・ローゼリオン
 ウィリアム・ローゼリオンの母親。
 夫と共に王都メガラニウスで花屋を経営している。

 若い頃は一時期、父親や息子達と同じように仮面の剣士として活動していた事もあるらしい。


メガ・ラニカ
 世界の彼方に存在する、魔法世界。
 古代魔法とツェーウーの魔力によって作られた人工の大地で、今なお華が丘から流れこむツェーウーの魔力によって支えられている。

 一時期ツェーウーの魔力の流入が止まった事と、メガ・ラニカと地上の関係が薄れてしまったという二つの原因が重なって、崩壊の危機にあった。
 現在は魔力流入の危機は本編ラストで一応の解決をみせ、地上との関係もパートナー計画の進捗に伴って順調に推移しているらしい。

 現在は北海道ほどの大きさだが、かつてはもっと大きかったと言われている。


 魔法世界です。世界崩壊の危機を救う辺り(特に地上との関係辺り)はHeartofMAGICのオマージュだったんですが、原因を二つ作った事とその二つが密接に絡み合っていた事で、世界の危機がかなり分かりにくい事になっていたかと思います。
 この辺りは反省しきりですが、次回作に反映するかというと次回は世界の危機とか全然関係ない話にする予定なのであまり関係ない気がしないでもなく。

 っていうか世界の危機とかもう飽きた!


メレンゲ
 大ドルチェに仕えるミニフクロウ型の魔法生物。

 百音のテストの報告係だが、口うるさいためことあるごとに百音から逃げられている様子。


森永ひかり
 森永祐希の母親。
 限定的ながら人の心を操る魔法が使えるなど、魔法の素質は相当な物があるはずなのだが、それを一切表に出さないすごいんだかすごくないんだかよく分からない人。
 キースリンの正体や祐希との関係を知ってなお理解するどころか押し進めようと暗躍するあたり、大物である事は間違いない。

 子供で遊ぶのが大好き。

 学生の頃は料理部にも所属するほどだったが、現在は家事の類は子供に任せっきり。


森永祐希
 華が丘高校魔法科一年A組委員長。
 常識人でメカから運動から家事まで万能にこなす完璧超人。ただし母親がアレでパートナーがアレでポジションがアレなあたり、世の中で上手い所でバランスが取れてるなぁとも思う。

 物語終了後はハルモニア騎士団への所属を望み、現在華が丘にて良宇と共に実地研修を受けている。


 常識派で苦労人で苦労人で苦労人。パートナーは物凄い美少女でお嬢さまでそのくらいはウハウハかと思ったら男の娘だった、という、明らかに運勢1なんだけど運勢はちゃんと4ある、PCの良心。
 PC全体で動く時は両クラスの委員長がまとめ役をしてくれてるはずなんですが、総括する時は祐希くんと悟司くんがいないとまとまらなかったかと思います。

 でも、PC登録が始まった直後は悟司くんやレイジくんくらいまで常識派のPCばっかりで、「平穏すぎて大丈夫かな……」と心配になったのはここだけの秘密。そのあとで良宇くんとか百音ちゃんとか来て(ネタ的な意味で)安心しましたが。



ヤガー
 大ドルチェの使い魔。普段は老婆の姿をしている。



 ロベルタに仕える白猫の使い魔。
 本来は陰と対となる、妖怪の一種らしい。


雪穂・アリエル
 ハナレン! からの出張キャラ。
 最終決戦では大魔女の結界の外で、パートナー達と黒竜退治に勤しんでいた。



ライアル・ホリン
 レイジの父親。
 本編未登場。


ラン・ハルモニア
 キースリンの姉。
 本編未登場。

 ただしもう一人の姉共々、本編で描写の無かったキースリンの誕生日会には同席しているはずです。


リ・モネ=ドルチェ・ミハル
 美春百音のメガ・ラニカでの名前。
 詳しくは美春百音を参照の事。

 一応、メガ・ラニカ絡みの展開の時はモネ、華が丘など地元絡みの展開の時は百音、と使い分けようとしてました。どこまで効果があったのかは微妙な所ですが。


竜崎刀磨
 ハナレン! からの出張キャラ。
 剣道少年で、同じく刀剣使いだったレムと何度か絡みがあった。そこからの繋がりで、茶道部の一員となる。


流派
 メガ・ラニカにおける、魔法使いの共同体の呼び名。
 魔法使い達はこの流派に所属する事で上位の魔法を習得したり、魔女の資格を得たりする。
 現代日本で言う、武道の流派とほぼ同じ物と言って良い。


 国民総魔法使いであるメガ・ラニカであるため、魔法使いが必ず流派に所属しなければならないという事はない。
 ただ、例えば一家全員が祖父から魔法を習ったのであれば、その家族一つが祖父を中心としたひとつの流派と見なされる事がほとんど。最近は魔法の技術を一般化しようとする流派(おせっかい学派)の動きも盛んなため、そこの構成員も増えている。

 有名な流派の魔女や長となれば、周囲からの尊敬と同時に、相応の実力を持つ事も期待される。
 逆に有名流派の詐称や、無名流派の自称魔女というケースも後を絶たないが、完全実力社会の魔法使い社会において、さして大きな問題にはなっていない。


リリ・クレリック
 本編のタイトル名を冠された、リリック/レリックのキーNPC。
 華が丘高校魔法科を舞台としたパートナー計画のイレギュラーながらも最初の成果。二つの世界を繋ぐ鍵。

 ボクっ子。
 バカ。


リンキー
 大ドルチェの屋敷で働いている魔法人形。


リン・ハルモニア
 キースリンの母親。

 キースリンを女の子として育てた張本人である。


ルーナレイア=ブランオート
 セイルの母親。
 パートナーの柚子が未来へ向かったため、成長を止めると同時に華が丘高校を超長期休学し、月瀬と共に時の迷宮の探索任務に就いていた。

 セイルには彼女達は事故で死んだと伝えられていたが、説明がめんどくさかった(そして説明すればセイルの未来の事も説明せざるをえなかった)祖母の大ブランオートが適当にボカしただけの可能性が高い。

 ケンダマ型のレリックを使う完全な前衛タイプ。
 性格は凶暴だが、パートナーでもある大神柚子や夫の月瀬には柔らかい面も見せるようだ。


 リビルド世界では超長期休学をする理由がなくなったため、柚子と共につつがなく卒業。セイルの母親役は別の人物が受け持つ事になった。


 というのは全部マスター側の勝手な設定。
 ごめんなさいほんとうにごめんなさい。


ルニーデ・ブロッサム
 ハナレン! からの出張キャラ。
 華が丘高校の魔法科二年担任で、錬金術部顧問。
 ちびっこでよく吠える。

 メガ・ラニカ側の魔法科教師がいなかったため、リリレリにもちょくちょく顔を出していた。


瑠璃呉海
 リリの弟。親元を離れ、メガ・ラニカの祖母の元で魔法使いの修行をしている。
 メガ・ラニカ風の表記にすれば、カイ・クレリック。


 途中までリリの弟の設定を完璧に忘れていたため、メガ・ラニカ行きの話でクレリック家の実家を出すに辺り急遽思い出して作ったという経歴を持つ不憫な弟です。
 当初は一つ下くらいでいいかなぁと思っていたのですが、一個下だとまた華が丘高校が大騒ぎになるので、高校を卒業した後にちょっとして生まれた子供……ということでひとつ。

 彼もリリと同じく第四結界のサブシステムとしての性質を持っているはずですが、とりあえずはリリがいたので彼の出番はありませんでした。


瑠璃呉陸
 リリの父親。インスト部分、92年の物語における主人公の一人。
 レリック使いで、大剣型のレリックを使う。

 不動産業と平行して自身もアパートを経営しており、その幾つかは華が丘高校の生徒に対しても貸し出されている。

 十五歳で好きな女の子に手を出して子供まで作った酷い男の子。まあ若い男女がパートナーになってずーっと一緒にいれば仕方ないよね!(仕方なくありません) ということで、瑠璃呉夫妻のヤンチャぶりに関しては最初から設定された物でした。

 なお、瑠璃呉という変わった名字はルリ・クレリックのもじり。名前が同じことで、実は同一の存在……という事を暗示させています。
 本来ならリリがルリの立ち位置になる予定だったのですが、リリクレという名字は微妙だったので、少々変更して陸とルリの設定に落ち着きました。


ルリ・クレリック
 リリの母親。インスト部分、92年の物語における主人公の一人。
 リリック使いで、治癒系の魔法を得意とする。

 当初はリリの母親で、92年の少女時代は典型的ヒロインという簡単な設定だけでしたが、母親の大クレリック登場に伴い彼女も魔女に格上げとなりました。

 名前は当然ながら、瑠璃呉陸のもじり。


瑠璃呉瑠璃
 ルリ・クレリックの日本名。
 詳細はルリ・クレリックを参照のこと。


レイジ・ホリン
 華が丘高校魔法科一年B組委員長。
 茶道部と放送部に所属。
 硬軟使い分けられるやり手で、委員長としての活動を行う裏で、掛けの元締めをしていた事もあった。

 先祖に竜を退治した英雄がいるという話があったが、ずっとそれを信じてはいなかった。
 華が丘高校でウィルと出会い、メガ・ラニカにて始祖ローゼリオンの手記を得る事で、英雄の伝説に隠された真実を追っていく事になる。

 最終決戦でウィル・良宇と共に黒竜を打ち倒し、伝説の再現をしてみせた。


 中盤までは晶ちゃんと並んでたくらみ役(何だ)だったのですが、気が付いたらドロドロ三角関係担当に。なんでだ。
 ちなみに文化祭の出し物の劇はレイジくんの発案でした。泣きながらやりましたが、あそこで語られた物語は(始祖ローゼリオンが味方を庇って死ぬ所以外)概ね真実です。


レム・ソーア
 華が丘高校魔法科一年B組副委員長。
 刀マニアで、同じく時代劇マニアだったレイジと意気投合。そのまま同じクラスになって委員会にまで巻き込まれる。

 刀マニアが昂じて使うレリックも日本刀タイプだが、エキガミという銘を持つそれが彼の運命を大きく変えていく事になった。
 性格そのものは良くも悪くも一般人。


 中盤まではまあ割と巻き込まれたり将棋部でウゴウゴやってたんですが、中盤以降はエキガミ絡みでなんかもうものすごいことに。つかラスボスにはする気なかったんですけどねぇ……。
 ただレムくんがラスボスになったおかげで、『別にPCが戦う必要はなかった』天候竜戦から一転、『自分達で何とかしなければレムが死ぬ』最終決戦に持ち込めたのは、PC達があの場にいた意味がちゃんと出来たという事で感謝しています。


老ドロシー
 メガ・ラニカの統治者、魔女王に伝えられる名前。ただし世襲ではなく、先代魔女王の推薦となる。

 現在は四代目老ドロシーが女王の座に就いているが、その年齢は不詳。外見は少女のようだとも、百歳を超えた老婆だとも言われている。


 本編登場予定はあったのですが、大魔女が出てきたので現場仕事は全てそちらに任せる事になりました。
 結局、出所を失ってそのまま本編未登場扱いに。


ローゼ・リオン
 薔薇獅子の項を参照。


ローリ近原
 華が丘高校養護教諭。
 外国人とのハーフで、銀髪。
 子供と変わらない外見をしており、校内を歩いていても彼女の事を知らない部外者からは子供と間違えられる事が多い。ただし性格は愛らしい外見とは正反対の苛烈極まりないもので、彼女を知る生徒はごくわずかな例外を除いて彼女を子供扱いするような事はない。

 はいり達と同級生で、今期で言う二代目のソニア。蚩尤との戦いに敗れた菫からソニアの鈴を受け継ぎ、華が丘に来るまで二代目ソニアとしてニャウと共に戦いを繰り広げていた。
 彼女が蚩尤一味との戦いに敗れた所から、はいり達の物語は動き出す事になる。


ロベルティーネ・ヴァンデルフェラー
 ハナレン! からの出張キャラ。
 何もしない役。

 その本性はヴァンパイアとされているが、リリレリでの登場場面は(何もしない役ということもあって)なかった。



四月朔日秋義
 冬奈の兄。
 その活躍はハナレン! に詳しい。


四月朔日一江
 冬奈の母親。天候竜をぶん投げる程度の武術の達人。

 個人的なキャラクターイメージは、鋼の錬金術師のイズミ・カーティス(エドとアルの師匠)。


四月朔日絹江
 冬奈の祖母。
 本編未登場。


四月朔日源次郎
 冬奈の祖父。
 本編未登場。


四月朔日冬奈
 四月朔日家の末娘。
 本編最強の突っ込み役。だいたいにおいて女性上位のリリレリにおいて、暴走して男子には手が付けられなくなった女子を止められるおそらく唯一の同級生である。
 武器となるレリックは、六尺の八角棒。もちろん素手格闘もいける。

 体内に留まったマナが排出されない、排出障害という体質。体質的な物なので完治するものではないが、現在では適切な治療を受け、日常生活を送るぶんには問題はない様子。
 かつてこの病気の療養でメガ・ラニカに渡っていた時期があり、ファファとはその時に知り合ったようだ。


 本当に最強のツッコミ役でした。ありがたや。
 あとは四月朔日道場がPCの鍛錬の場になったり、集まる場になったりと色々便利に使わせて頂いていたり。


四月朔日夏則
 冬奈の兄。
 その活躍はハナレン! に詳しい。


四月朔日春喜
 冬奈の兄。
 帝都の道場で父を手伝っている。


四月朔日善之輔
 冬奈の父。
 帝都の道場の責任者。華が丘に帰ってきた事もあるが、早く帰って来すぎたため娘に怒られていた。

 入り婿。


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