ねこみみ冒険活劇びーわな -Excite NaTS-
-Character Introduction "Maniax"-


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アークウィパス/用語
 グルーヴェ国にある古代城塞。青き箱船の発進カタパルトやハンガーに当たる部分を独立させたもの。古代戦では獣機の機動空母として赤と戦っていた。
 決戦時に赤の母艦と相討ちとなり、今のグルーヴェ周辺に墜落。現在に至る。

 主力獣機であるギリュータイプが大量に発掘されたのはこのため。


赤い泉/第2話
 古代戦時、兵力的に余裕の無かった『赤』が使っていた自律兵器というか、自律兵器プラント。敵陣に打ち込み、周囲の魔力を吸収して破壊兵器『魔物』を自動生産する。
 古代大戦ではかなりの赤い泉がフェアベルケンに投下されており、今でも時折再起動した赤い泉が世間を騒がせている。

 グルーヴェに赤い泉がやたら多いのは、グルーヴェの上空が古代大戦で最終決戦の行われた地だったため。


あっちゃん/第4話
 正式名称はアノニィ。
 フェアベルケンの近くを飛んでいた白き箱船の管理者。メティシスに用もないのに呼びつけられてバッシュにぶん殴られ、ロゥ達に箱船を打ち落とされた挙げ句、エミュに説得されて何となくフェアベルケンに居着いてしまった。
 本編の一番の被害者。

 初期プロットにはこの『あっちゃん』に該当するキャラはおらず、単に「箱船を説得する」とだけ書かれていた。メティシス登場に伴い「ああ、そういえば箱船を説得する手段がねえや(爆)」という事に気付き、急遽登場が決定、今に至る……という、立ち位置の非常に怪しげなキャラ。
 ちなみにアノニィの外見設定・外見描写共に一行たりとも存在しない。初期イメージでは『ユノス・クラウディア(初マスター作品。Web参照)』に登場する蒸気王バベジのような巨大コンピュータで考えられていたが、メティシスがろりっこだった事もあって何となくショタ風味になった。
 ……結局なんとなくか。


イルシャナ・ラ・トーココ/第0話
 ココ王家の外戚で、第4王位継承権を持つ娘。3姫とは学友というか、幼友達のような関係にある。シーラ姫の指示により、シーラの腹心であるリヴェータを伴い、代官として辺境のスクメギにやってくる。

 その正体は純白の獣機形態に変化する鋼鉄系ビーワナの長『スクエア・メギストス』だが、本人すらもその正体を知ることはない。
 獣機の正体は知らないが、リヴェータによって改造を受ける獣機を見ると気分が悪くなるなど(まあ、サイボーグ手術を見るようなもんですから)、本能レベルで獣機の正体に感づいている様子。

 最初はシーラの指示にただ従っているだけだが、PC達と出会い、己の呪われた正体を知るにつれ、強い意志を持つ少女に成長していく。していってほしいです。
「シーラ姫……私、どうすればいいんでしょう?」
(以上初期プロット)


 まあ、初期プロットよりは成長するのが随分と早かった気もします。第2話段階で、もう色々突っ走ってたし。
 とゆーか、エミュやコーシェとばっかり絡んでたせいか、ゆりゆりなイメージが強烈に脳内設定されていたり。その結果は番外編である1.7話に収束するわけですが。


ウシャス/第0話
 第0話に登場した指揮官用獣機。誰か『くれ』ってアクションがあればそのまま譲渡する予定だったんですが、そういうアクションどころか獣機乗りがスクメギ側に一人もいないという想定外の事態が起こったので(笑)、ページの都合もあってそのまま忘れ去られる事に。

 最終話で『獣機は戦争の後再封印される』って振りが欲しかったので何となく使ってみたら、ロゥ君のアクションが飛んできたので急遽再浮上。エピローグにまでしっかり登場するという何だかラッキーなんだかそうでないんだか分からない扱いになりました。

 ちなみに白い肌の中で片腕だけが別パーツなので黒い肌。そういうツギハギっぽいビジュアルイメージはプロット段階からやりたかったネタの一つだったので、その点でも最終話で出せたのはラッキーだったといえばそうなのかも。
 まさかハイリガにそういうネタを振るわけにもいかなかったですし。


エミュ・フーリュイ/第1話
 本編最初のジョーカー。
 なんというか、裏設定で古代戦争の関わるこの話で転生ネタは反則(笑) まあ、その辺の裏設定と色々絡めて遊べたので、最終的にはPC中でも屈指の世界観に干渉したキャラになりました。強烈な設定と、そのキャラを使いこなしたプレイヤーの勝ちだよなぁ……と思う事しきり。
 二話連続誘拐・拘束なんていうとんでもない展開にもなりましたしね。

 ロゥに絡んでみたりレアルに絡んでみたりイルシャナと百合ムードを出してみたり、結局誰が本命なんだよ! と言いつつどうせみんな『友達』なんだろうなぁ……この子は。とか何とかアホな事考えながら話を進めていたら、最後の最後で大穴のレアル君とくっつきました。うはん。



カースロット/本編未登場
 ハイリガのおねーちゃん。相方は不明。


ギリュー/用語
 アークウィパスから発掘された、グルーヴェ国の制式獣機。

 完全体で発掘された上級機の一式と、パーツを組み合わせて作られた二式以下の下級機がある。
 単体で飛行が可能な点など、スクメギ式獣機よりも汎用性は高い。

 ちなみに二式以下のギリューの人間体は絵に起こすとかなりキツいです。基本的に二式以下はバラバラだったパーツの組み合わせで作られたものですし。第5話でスクメギの獣機少女達の整備シーンがありましたが、グルーヴェの方はかなりヘヴィだったんじゃないかなぁ……と。
 グルーヴェ先遣隊で無垢の一品モノなのは、シスカただ一人です。


クラム・カイン/第0話
 スクメギの街に住む少女。もともとは流れ者だが、何となくスクメギに居着いて現在に至る。
 白い翼を持つ事から『白き翼を持つ運命の少女』と呼ばれ、イルシャナ達から追われるハメになる。束縛が嫌いなため逃げ出すが、その先でグルーヴェの秘密を聞いてしまい、グルーヴェからも追われる身になってしまう。

 運命の子と呼ばれるうちに次第に義務感に目覚め、スクメギの守護者としての自覚を持つようになるが……。

 その正体は『開放』の祖霊使い。4枚の翼を持つ天使系ビーワナ(幻獣族)であり、白き来訪者の一員にして『交渉者』。
 イルシャナと並ぶ、もう一人の運命の少女でもある。
(初期プロットより)

 まあ、なんだ。ワリ食いすぎ(笑)
 最初期案(スクメギの自治組織とイルシャナの対決話)では村長の娘とかいう設定もあったんですが、何故か出自不明の流れ者に。
 もともとアクションのメイン対象でなかった事もあってどんどん出番が削られて、最終的には一番の見せ場である天使モード覚醒のシーンまで無かった事にされる始末。別に義務感に目覚めた様子もなかったし。

 一時期は、白の先遣隊の一人だったなんていう設定も考えて、現在のあっちゃん的なポジションにする案もありましたが……めんどくさいのでやめました。川本さんにも「白はいきなりフェアベルケンに呼びつけられたので、先遣隊出す隙はありませんでした」って公言しちゃったし。
 最終的に、白側の交渉役はあっちゃん、フェアベルケン側の交渉役はエミュに落ち着くことになりました。めでたしめでたし。


コーシェイ/第3話
 不死鳥娘の無敵設定が落ち着いた頃にやってきた、第3話最大のジョーカー。

 大魔法使いの子孫って設定は別に問題なかったのですが、ねこさんがヤバかったのです。序盤で自律行動出来る獣機はスク・メギただ一騎、って設定でしたし(獣機の覚醒した4話以降はハイリガとか結構動いてますが)。
 出れば出たで何とかなったんでしょうが、当時の自分にとってはどうなっていたやら。獣機の秘密が明かされる第3話で初登場だったというのは、本当に、本当に神懸かり的なタイミングとしか言いようがありませんでした。

 彼女の家系に関しては、リヴェーダが何となく知っている感じ。そんな雰囲気が出せたらなぁ……と思って書いてはみたのですが、いかがか。



シェティス・シシル/第0話
 グルーヴェ軍の副官。徴兵制度のあるグルーヴェでも珍しい16歳の少佐。
 司令官が行方不明のグルーヴェ軍において司令代行をつとめている。指揮能力は優秀だが、補佐能力はもっと優秀。銀翼の獣機『シスカ』を駆る。

 グルーヴェ軍壊滅後はイルシャナ達と行動を共にするか、ドラウンに従うかは……展開次第。

 風呂好きというより体が乾くと生きていけないので、必然的にお風呂シーン担当になってみたり(笑)
 慌てると口調が変わる。
 田舎口調「〜だべ」、オラ、〜さん、アンタ

 イメージは高橋しんの描く女の子っぽい感じで。
(初期プロットより)

 あー。あんまり初期プロットから変わってませんね。敵に回ったドラウンに付くか、それともスクメギに付くかってのは、この時点で既に決まってました。  第4話ではシェティスの引き止めアクションが無かったので、速攻ドラウン側に行く事に決定。……第5話じゃロゥに説得されて、コロッといっちゃいましたけどね。

 個人的には二人の男を天秤に掛けた悪女だなぁと思ってしまうのだけれど、不思議とシェティスが嫌な女って話は聞かないです。
 第3話で少し弱い所を出してみたのだけれど、全体的に強い印象があったようで。第4話は彼女絡みの全員が「自力で立ち直れ」ってアクションでした(笑) まあこの辺は半分は自分の経験も入ってるのかなぁと思ってみたり、みなかったり。


シスカ(銀翼のシスカ)/第0話
 シェティスの相方。なんというか、保護者。
 イラストの方はH-Vさんがカッコイイの考えてくれたのでそちらで(笑)

 獣機=メカ少女ってのは初期段階から考えていたので、女の子らしい描写を少しずつ出してました。シスカに関しては主を気遣う少女、というイメージがあったため、相方というよりも保護者的なイメージになっちゃいましたが。

 ちなみに第4話で疑似契約処理されそうになってましたが、これは疑似契約するかどうか最後まで悩みました。
 初期コンセプトで『後味の悪い話も容赦なく入れる』というのがあったので、それを準拠するなら疑似契約をして怒りのシェティス、って展開の方が良かったのでしょうが……さすがにあまりに後味が悪い上、疑似契約は取り返しの付かないネタなので最終的には却下になりました。
 今ではやらずにいて良かったと思います。


獣機/用語
 まあ、なんだ。メカ少女です。
 今回のシリーズのキモ。

 でもあんまり活躍しませんでしたが(笑)

 H-Vさんの発言にもあったのだけれど、「獣機使いはやってみたいけど、メカが描けないから祖霊使いに行っちゃおう」みたいな人が多かったのかなぁ……と。この辺の思想があるのはあたしも知っていたので、獣機は外見同型の量産機っぽいイメージでやったのですが。
 量産機だと今度は「同じのはなぁ……」という意見が出てくる罠(笑)

 メカをメインにしたPBMは難しいなぁ。今後の課題の一つです。はい。


スクエア・メギストス/第1話
 イルシャナの本体。
 彼女が獣機に化身するシーンは、多分に最終兵器彼女のビジュアルイメージが入ってます。

 基本的に無敵な彼女ですが、本編中で本当に剣振ってるシーンは思ったよりも少ない気が。第2話の戦闘じゃ大暴れしたらしいですが、あれ全部はしょってるし(笑) よっぽど分量が押してたんでしょうな。

 スクメギ、スクエア・メギストス、スクメギ!(初期タイトル)と重要用語がやたらと重複しているのは、ユノス・クラウディアの頃からのどうしようもない悪癖(ユノクラもヒロイン名と地名とタイトルが同一名称)。


スクメギ/用語
 古代移民船『ブルー・フル』の恒星間通信機構。自律移動可能で、とにかくばかでかいのがポイント。恒星間通信用の超強力なジェネレーターが搭載されており、古代大戦中は鋼鉄系ビーワナのエネルギー供給拠点&移動要塞として運用されていた。
 上層部に大がかりな居住区を持つ。
 現在も内部に数百体の鋼鉄系ビーワナが封印してあり(ほとんどは死亡しているが)、幾つかは発掘、不完全ながらも封印が解除されている。

 ぶっちゃけラピュタ(笑)

 メティシスという鍵(OS)に制御される。
(初期プロットより)

 これ、メティシスの項は後付ですな。
 本編の舞台となった古代遺跡です。古代の戦争では、まさしくラピュタみたいな空中要塞&通信基地として戦っていました。
 本当はスクメギ砲なる超巨大砲塔とか、響天の間を薬室にして発動する最強エネルギー兵器(使うと響天の間で制御に回っているメティシス死亡確定)とか色々必殺武器があったのだけれど、書くスペースがなかったので削除しました。

 現在のスクメギは、市民の住む市街地、遺跡のある遺跡区画、遺跡を発掘しに来た山師や研究者の住むテント村の三地区に別れています。
 山師と強調されているのは、最初期アイデアだとスクメギの山師とイルシャナが争うお話だったから。


スピラ・カナン/用語
 全ての冒険者が目指す伝説の地。本編終盤で未だ空中にある古代都市という事が発覚する。

 マニュアルにも大仰な振り付きで書いてあった伝説の地です。
 宇宙からの脅威に対抗すべく空で警戒網を張っている、いわゆるサンダーバード5号の役割。もちろん宇宙ステーションってのはあまりにも世界観ぶっ壊しなので、トゥー・リア(FFの空中都市)くらいのイメージで考えてましたが。

 行けば行ったで盛り上がったであろうスピラ・カナン行きがどうして中止になったかというと、これはもう単純に話の都合。移動するにはスクメギ>転移装置のある場所>スピラ・カナンというルートを通らなければならなかったので、移動するだけで1話かかってしまうのですね。その上スクメギの残留組が出るとその人達はまるまる置いてけぼりになっちゃうし。
 あと移動だけで1話かけるネタはユノクラで一度やったので、重複を防ぎたかったというのもあります(その時は残留者が1名)。

 そうそう。降りてきた白の箱船にサクッと撃墜されるというネタもありましたっけ。もちろんめんどくさいので没にしましたが。



大将/第3話
 トナカイ大将。まあ、なんというか引っかき回し役&噛ませ犬。

 ヒゲから勲章をジャラジャラぶら下げているイメージは、個人的にはかなり気に入っています。それ以外はまあ、見事な散りざまだったなと(笑)


ドラウン/第0話
 戦ってばっかりだった人。シェティスは引っ張るわメティシスは泣かすわあっちゃんは呼びつけるわ、バトルのためにはやりたい放題。
 そんなわけで、アクション中では一番人気がなかったかも。最終話に至っては、シェティスはおろかあっちゃんにまで説得アクションがあったのに、こいつに関しては「こいつがラスボスでしょ?」扱い。

 ええもうラスボスになっちゃいましたとも。

 狼の皮を被った狂戦士は、たぶん手塚御大の『火の鳥』のイメージ。確かそんな話があったよね。



ねこさん/第3話
 コーシェイの相方。
 扱いに関してはコーシェイの項で書いてしまったので、別の事でも。

 獣機には最初、名前がありません。この辺は獣機側と操縦者側で感覚に相違があるようですが、その辺は魔法言語なので色々あるようで。
 じゃあ契約前はどう呼ばれていたのかというと、コードナンバーかそれに類するもので呼ばれていたのでしょう。そういう非人道的な要素をイルシャナやホシノが許したのも不自然ですが、まあ効率重視の蛇が作ったもんだし、当時はそもそもそういう些末な事を争う余裕もなかったんじゃないかなぁと。

 閑話休題。

 だから獣機視点で見れば、ハイリガードという名前はロゥが付けてくれたものだし、シスカも恐らくはシェティスが付けたのでしょう。契約が神聖で重要なのは、その辺りに所以しているといっても過言ではないようで。
 ねこさんもハイリガードとカースロットの事は知っていますが、初対面時には「カースロットの妹御か」と呼ぶだけでハイリガードとは呼んでいません。きっと、コードナンバーで呼ぶのは獣機にとってとても嫌な事なんでしょう。多分。



ハイリガード/第1話
 ロゥの相方。
 紛う事なき『相方』と書ける獣機は、きっとこの子だけ。

 さて獣機はホントは女の子と決まっていたので、初回アクションをもらった段階からハイリガードは女の子と(脳内で)決まっていました。女の子で『少女』くらいと考えていたのに、なんでろりっこ発言になったのかはよく分かりません。ナンデダロウ……たぶん、ついいつもの習慣でやっちゃったんでしょうが。
 いや、まあ、第1話のイメージのおかげで、見事プレイヤーさんの洗脳には成功したわけですが(笑)

バッシュ/第0話
 流れ者の剣士で、クラム・カインの護衛役に落ち着く予定。素性は知れないが腕は立つ、それだけの男。それだけに単純に極めた斬撃は、獣機をもぶった切る破壊力を持つ。
 伝説の地スピラ・カナンから戻ってきたとも言われるが、定かではない。

 力を求めて祖霊使いを極めるが、さらなる力を求めるその思いは、やがて『白き箱船』の召喚という選択をせまる事になる。
 戦うことが存在意義の男。

 正体はグルーヴェ側の将軍。
「俺には戦いしかない。より強き戦い。それが全てだ」
(初期プロットより)

 『力の求道者』という基本的なスタンスは最初から一貫していたのですが、立ち位置が安定しなかった人。
 クラムの家の用心棒とか、強さを求めるためにスピラ・カナンを目指そうとするとか(最初期案ではPCがパワーアップのためにスピラ・カナンに行く話もあった)、箱船を呼ぶとか、色々と。
 まあこいつが力を求めるために何をしたのかは、周知の通り。

 単身で獣機とタイマン張れる設定は、クラムの『快速弾丸』が獣機に無力な描写へのフォローだったんですが……これに関しては、別にいらなかったかなと。獣機使いに対する祖霊使いの比率、倍以上ですし。


 結局赤の連中に良いように使われただけのようなバッシュですが、恐らくは赤の件がなくてもいつかはこれに近い事をやったんじゃないかなぁ……と思ってみたり、みなかったり。
 正直、バカは怖い。


ビーワナ/用語
 この世界の主要種族で、7柱いる長(古代神)のうち6柱の長の子孫です。
 特徴は、いわゆる半獣人ということ。ネコミミがあったり、ゴリラのような体格だったりします。ただし、あくまでも外見の一部が変化するだけであって、動物そのものに変身したりはできません。
 聴力や運動能力、体力などの動物の特殊能力がちょっと使える以外は、普通の人間と同じです。
(公式資料より抜粋)

 さて。びーわなの基本設定を考えたのはあたしなのですが、ネコミミになったのは何でだったかなぁ……と。ココ王国がないちち好きな風潮になったのはあさかさんの意見ってのはよーく覚えているのですが。
 まあ、恐らくはFFでやってたミスラ(猫獣人)がベースにはなってたんでしょうな。後はケモノ耳キャラを公然とやっちゃおう、って考えはあったと思います。

 6種族・6神になったのはタイプ分類してからの無難な逆算。7種族目の鋼鉄系は、世界観を作った特権濫用で(笑)



ピュルス/第1話
 スクメギ市街にある酒場兼宿の看板娘。

 NPCじゃなくて、のでしさんがアクション用紙に描いてた娘さんをそのまま出しちゃいました。
 基本的にこういうネタを振るのは大好きです。


ホシノ/第4話
 9割方ネタで作られたおっさんです。ミユマちゃんのアクションで「大地の虎と会って変身アイテムをもらう」とかなんとかなネタがあったので、速攻採用。名前の元ネタはもちろんよくキレるあの人です。

 何も考えずに作った割には、ティアハでも大活躍してたり虎仮面の先輩だったり、むしろ考えた本人がビックリ。



雅華/第1話
 本編のPC中、一番登場場面のワリを食った人。

 多分、裏方じゃ一番活躍してると思うんですがねぇ……。何だかんだ言って前線メインに書いてると、なかなか裏の方まで書けないのが力量不足たる所以でありまして。

 最終話で実は祖霊使い(のようなもの)だった事が発覚。新井マスターもびっくりだ。


魔物/用語
 さて。Nats本編で『魔物』というと、赤い泉から一山いくらで出て来た赤の連中の生物兵器どもを示すわけですが。

 実は、フェアベルケンにはもう一種類の『魔物』がいます。それがゴブリンやオークなどのはぐれビーワナ。.epsilonの前半でアリス姫達が戦ってた連中や、広義で言えばNatsエピローグでレアルがPGの来る前に壊滅させた連中のことですね。
 こちらは厳密な意味での魔物ではないのですが、通称では魔物。まあ人類社会に害をなす連中は十把一絡げで扱われているようです。


客人/第3話
 中盤以降の敵主力。強かったのは初登場時だけで、能力が底上げされた獣機と覚醒した祖霊使いにはさっぱり敵いませんでした。

 メカを文章で書く際のイメージシンボルとして、スクメギ獣機は曲線、グルーヴェ獣機は直線、客人は灰色、という単語を強調して使っていました。スクエア・メギストスは特別な機体なので直線と曲線の中間+白い翼。
 白い翼は『運命の子』を示すシンボルなのでフェイクであるクラム・カインと思いっきり被ってましたが、この辺は狙ってやってたので無問題です(まあ、そのお陰でクラムはどんどんイメージシンボルを食われる事になるのですが)。
 客人の所属は『白の箱船』なので本当は『白』を使えば良かったんでしょうが、この辺は前述の白い翼とねぇ……。結構入り乱れて使ってたので、プレイヤーさんには白の箱船の『白』と純白の獣機王の『白』で随分と混乱させてしまったようです。
 この辺はこっちのミスというか、今後の課題。スク・メギ登場の頃ならまだしも、あの頃にはミスディレクション貼る余裕なんか全然ありませんでしたよ。


ミユマ・ナナ・ユミマ/第1話
 うっかり女王。プレイヤーさんの振ったネタに過剰反応して、ネタが走る走る。

 本編では唯一クラムメインで絡んだPCさんだったミユマちゃん。参加当初の目的は「お金稼ぎ」だったのだけれど、割とアッサリ目的を達成させちゃいました。この辺はいぢわるというわけじゃなくて、クラムが割と早い段階で用済みになるというプロットと彼女の目的がガッチリ噛み合いすぎただけ。
 まあこの目的を失ったミユマをどう話に絡ませるかって点でうっかりメティシスを出しちゃったわけだから(ミユマの『いい人』設定につけ込んでスクメギ内部に送り届けさせようとした)、今考えれば一番根本的な展開に干渉したのはこの子なのかなぁ……とも思ってみたり。
 本当にうっかり者。素敵。

 雅華さんのPLさんとよく一緒にいるので、某所までアクションを請求しに行ったのは良い思い出です(何)。


メティシス・ノイタルフィーオ/第2話
 メカ娘。本編内じゃ一ッ言も語られてませんが、こいつロボットです。
 獣機がサイボーグなのに対して、こっちはアンドロイド。まあ別にどうでもいいんですけどね。

 ポッと出のくせして本編に最後まで絡みやがったニクイヤツ。お使いクエストに使われたりバックスに回ったり、なかなか便利に使わせてもらいました。



有翼獅子/第4話
 グルーヴェの革命党員。



ラッセ/用語
 ラッセメンシュ。純血種の意で、いわゆる人間のこと。
 ビーワナより体力が劣る反面、魔力が強い傾向にある。
(公式設定より)

 びーわなの基本コンセプトは「ケモノ耳キャラを公然と使う」だったのだけれど、ケモノ耳キャラは嫌だって人もゲームに入ってもらおうと思って作った種族。
 本編で最も無用だったシステム『能力値』の配分でどうしようか随分と悩んだ覚えがあります。びーわなは聖痕で差別化出来るけど、ラッセは魔法使わないと弱いですしねぇ。

 ちなみに最強魔法種族なので、同格の相手と正面から魔法合戦すれば蛇にも勝てます。反面体力でへちょいので、蛇に近接持ち込まれたら勝てないでしょうが。

 イメージはルナル・サーガの『輪の月の魔術師』。


リヴェーダ/第0話
 『黒の魔女』の異名を持つシーラの腹心でさらに蛇型ビーワナという、怪しさ全開の技術者兼魔術師。シナリオ序盤は、『何も知らないイルシャナを、シーラと共に影で操っている怪しい副官』というポジション。
 事実、獣機の修復や改造など、やってることはかなりえげつない。

 その正体は獣機の正体やスクメギの真実など全てを知った上で、シーラに協力している漢っぷり全開の爺様。
「ご心配なく。誤解を受けるのは、我ら蛇族の宿業にありますれば」
(初期プロットより)

 怪しげに作った爺さん。その演技は完璧……というか怪しいとしか言いようがなかったものの、意外にもPLさんの人気は高かったように思います。

 立場的にはスピラ・カナンや王家の連中に一番近いのかな。全てを知った上で悪役を演じている爺さんってイメージは、最初から最後まで寸分たりとも揺るがず。
 「知っていてそういう演技をしている」という究極のヘイトリセット手段を持っていたおかげで、安心して陰惨なシーンとか任せられました。

 本名リヴ・エイダ。王都にはちゃんと奥さんも子供も孫もいます。


龍王/第4話
 空中都市スピラ・カナンに棲む幻獣種の王。スピラ・カナン行きの話が没になっていなければ、本編中でも登場するはずでした。




レアル/第1話
 中盤最大のサプライズイベント(筆者の方が)、誘拐大作戦の首謀者。  第1話から『女装して入り込む』とか『ダブルスパイ』とか相当飛ばしていたので、こっちも毎回ドキドキものでした。もちろんこっちの予想を超えるアクションが飛んできて良くも悪くも泣いていたわけですが。  その辺りは話に深みが出てくるので全然問題ないのだけれど……まさか、エミュちゃんとくっつくとは思っても見なかったですよ。


ロゥ・スピアード/第1話
 ハーレムくん。えーだってそうじゃんよー。

 Nats参加PC6名の男女比率は4:2。その中でレアル君は基本的に女装なので、5:1。主要NPC込みだと22名で、男女比率は8:14。この中にはリヴェやらトナカイ大将、有翼獅子も入ってるから(名もない士官とかは入ってませんが)、実際の男比率はもっと低い事になります。

 最終的にはシェティス説得とハイリガ、シスカの三人と行動。いいなあ、チクショウ(笑)。


ロッドガッツ/第2話
 そのロゥのパパやん。
 前線で戦える攻撃力と、後方指揮できる指揮能力の二つを兼ね備えた、とにかく人材不足のスクメギには仏様のようだったキャラ。

 登場初期はアフガンハウンドがどんな感じの犬か知らなかったので(調べろよ)、「ハウンドっていうからには細身で短毛だろう。精悍キャラなら黒いかも。東方風で流れ者なら股旅姿に三度笠、道中合羽は赤黒緑の永谷園スタイルかしら」な感じで漠然と書いていました。
 そして数話経ってH-Vさんからイラストが届く。

 何 で す か こ の カ ッ コ イ イ 犬 は !

 ま、まあ、グレーゾーンの頃は具体的な外見描写を控えていたので、オオゴトにはなりませんでしたが。やっぱ分からない事は調べた方が良いですなぁ……という笑い話(笑えません)。


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