混迷界群雄伝 雑記設定
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混迷界の構成について


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混迷界の構成

 無限の地平を持った平面世界。光学・電気・重力波などの測定の結果、どうやら
完全な平面世界である事が確認されている。地平は今も成長を続けているらしく、
『世界の果て』を見た人間は今の所存在していない。
 常に開拓団が新しい世界を開拓し続けている。
 
 世界は『二高弟の決別』以降、北方・南方・東方・西方・中原の5つの文化圏が
存在している。各エリアは独自の発展を遂げ、現在に至る。

 広い混迷界を大雑把に分割する単位としては、『環』という単位を使う。
 『環』は中原の巨大植物『草原の王』を中心としてアルエリアを同心円状に区
切った単位であり、中心部からどれだけ離れているかを大まかに計測する単位であ
る。視覚的イメージとすればバームクーヘンのようなもの。環と環の間の距離は、
だいたい500〜2000kmほど(いい加減)。
 この単位は二高弟の決別よりも以前から使用されている慣例単位であり、東方で
も西方でも通用する。


西方  主な舞台。気候は温暖で、東方ほどではないが四季が存在する。主要産業は地域 によって様々。石畳に石造りの家屋といった、欧風の雰囲気を持った世界である。  特に『神像』落下以降の発展は目覚ましく、神像技術を応用できた科学技術や工 学技術などのレベルは他の地域の追従を許していない。実質上のアルエリアの中 心。  本編で大量に登場する『機動装甲(CODE)』、強化装甲『D=テクター』、『神 魔』、その他の大半はここから誕生した(というか、『神像』の転用技術)。
北方  寒冷地。気候が厳しく、植物相のバリエーションも少ない。主要産業は鉱業。農 業関係は最低限で、気候の都合上それほど盛んではない。  西方と深いつながりがあり、西方からの入植者がその住人の半数を占める。  技術・魔法的には東方や西方よりも幾分か立ち後れているが(というか、西方の 技術がそのまま伝わっているため、独自の技術はそれほどない)、その厳しい気候 の分、人間の力(異能力や基礎体力)は強く、西方などに移って傭兵などになる者 が多い。  北方という独立した世界……というより、西方の一部、といったイメージ。
東方  西方と並ぶ、混迷界の中心地。西方よりも多様な四季が存在しており、科学技術 文化よりも精神・魔術的文化が発達している。  際だった異能者としては、『武刃』と『神仙』の二つ。『武刃』は東方製の特殊 な剣を使った剣士、『神仙』は強力なマジックアイテム『仙封』や魔法結界『仙 陣』を使う特殊な魔術師。  神仙は東西南北の四派に別れている。現在は少数派となった西派が最大流派であ る東派に合併する形となり、三派に減っている。
南方  未開の地。気候は亜熱帯〜熱帯で、大抵の所は密林に覆われている。少数部族に 伝わる秘儀がいくらかある程度で、特に系統だった技術や魔法は確立されていな い。  古代の遺跡が数多くあると言われており、東方からの入植者もほんの僅かにいる らしい。西方側はあまり魅力を感じていないらしく、西方側からの開拓はほとんど 行われていない。
中原  広大な草原。西方や東方と少しずつ交易している遊牧民がいるのみ。  万物に宿るという霊を自らの体に降ろし、その膨大な魔力を制御するという異能 者がほんの僅かに存在する。  最近、東方と西方を直通で結ぶ高速機動路『弾丸道路』が開通された。  第0環(草原の王)から第四環までが中原と呼称される領域。中原は東西南北の 四世界に囲まれているため、これ以上領域が増える事はない。

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