混迷界群雄伝 設定紹介
-Character Introduction-

あ〜お


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アース=シェイカー 第二階位魔族(魔界貴族)
 4大魔界貴族の一人。獣魔達の支配者で、魔界では最大規模の兵力を持つ。その
性格は野卑で粗暴、野蛮で残忍、なおかつ馬鹿。ただ、機動装甲とタメを張れる程
の絶大な戦闘力を持つ。まったく手が付けられない。知性派のイウスやギヒとは大
変仲が悪い。
 第二次魔界動乱の最終決戦でダーク=ロードに操られていたことを知り逆上。
ダーク=ロードを道連れにし、次元の彼方へと姿を消す。

アイユス=テンペスト 種族不明
 シオンとイルゥの息子で、神族、魔族、人間全ての血を引く少年。8分の5だ
け、神魔としての血が流れており、なおかつそれぞれの種族の完璧な力を発揮でき
る『覚醒者』と呼ばれる特異な存在である。
 アルエリア史上最強の剣の達人で、管理者ラアスの生み出した烈剣デイブレード
をラアス以外で初めて会得する。そしてそれを昇華させ、苛烈剣デイブレード=マ
キシマムを完成させた。謎の双剣である『双黒』を自在に操り、漆黒の神魔装甲エ
ルファス′を駆る。
 性格は明るく勇敢で、優しく素直。ひねくれ者のシオンとは全然似ていない。た
だ、修行の旅に出るまで天界を出た事がなかったので少し世間知らずな面がある。

 第二次破壊者戦争における12人騎士の一人。一旦イルゥの後を継いで『現在』
のカードの主となるが、後に『勇気』のカードの主となる。そうそう、エルザって
いう可愛らしい彼女さんがいます。

機動装甲ア=カウント L−FAM製機動装甲
 L−FAMの開発した極めて高性能な機動装甲。格段に性能が高いというわけで
はないが、トータルバランスが非常に良く、操作性も安定している。
 以降のL−FAMの基幹機種となり、派生型も数多く開発された。

機動装甲アド=ディガルム 機動装甲(出所不明)
 ディ=ガルム大破後のグロフィルが駆る機動装甲。超長距離砲撃装甲『アドラス
II』を改装して造られた。砲戦専用機動装甲のはずだが異常に反応が良く、重装甲
と格闘用マニピュレータを使って格闘戦もこなす。
 絶大な威力を誇る超長砲身砲を主武装として装備しており、セイファート奇襲作
戦の際にはセイファート雑技団の旗艦『マレーネ=ディートリヒ』をかすらせただ
けで中破させている。
 シリウスとの最終決戦に使われたが、神法殻としての力を発揮したシュキプタル
に破れる。

アリエス・フォルト 十二守護者
 混迷界の自律型管理機構『守護者』の12人のうちの一人で、森の守護を担当。
武器として弓を使い、普段は狩人の姿に化身している。
 性格は割と真面目で完璧主義な所があるが、その性格上時々パニックに陥ってし
まう事も。性格は反対だが、逆にそのためか同僚のパエナと仲が良い。

イージス卿 人間
 グルーオンの住むノイルク国の王大子。同時に王国騎士団の団長でもある。近隣
諸国でも類を見ない剣の達人であるが、悪政を行なう父王と折り合いが悪く滅多に
王宮にいない。それゆえあだ名は『放蕩王子』。諸国連合では評判はさ程でもない
が、王国の人間からはその気さくな性格ゆえ絶大な人気がある。

 人造人間イオンに一目惚れし、彼女がエミィの所に行く為にクーデターまで起こ
した大悪人。ちなみにノイルクの技術研究所で開発中であった秘密兵器ディバイド
ハウルを横流ししたのはこいつ。

 AC1459年、老衰により死亡。しかし、死体は国葬の後、忽然と姿を消している。

イオン(IO−N)=シナプス 人造人間
 天才科学者グルーオン=シナプスが戦人のデータをもとに造り上げた人造人間、
IOシリーズの14番機。有り体に言えば美少女アンドロイド娘。外見年令17
才。グルーオンの開発した生体金属で構成されている。
 誕生後はエミィのもとで機動装甲のコ=パイロットを務めた。冷静沈着な性格で
根は優しいものの、やや無愛想な印象がある。目立った活躍こそしないが常にエ
ミィをサポートする大事なパートナー。

 滅多に戦う事はないが、本来は戦闘システム『J』を備えた純然たる戦闘兵器。
後にグルーオンにエミィの生体パターンを組み込まれ再構築、IO−O(タイプ1
5)となり、同時に『生命のカード』を与えられる。
 主武装は衝撃拳ディバイドハウル。ノイルク公国で開発中であった格闘戦専用武
器である。
 後の12人騎士の第3位で、シオンに続きエミィと最も付き合いが長い。無限の
寿命を持つ彼女はエミィに付き合って物語の最終章まで登場することになる。

機動装甲イクティス=グライド エミィ製機動装甲
 エミィの駆る第2の機動装甲。管理者ミサキの協力により手に入れたSTM製の
フレームを使用して組み立てられた。新フレームのため可変機構は取り払われた
が、その分防御力と耐久性は格段に向上している。この為STVエンジンの莫大な
パワーを完全に使いこなせるようになった。
 対神魔装甲装備として、短時間ではあるが通常の数十倍のパワーを引き出せるE
voと呼ばれるある種のブースト機構を持つ。

 グライド=テンプル擱座直後に同機のパーツを流用して数日で組み上げられた急
造仕様の前期型(FST)と、神魔装甲として改修された後期型(LST)の2
バージョンがある(Evoは後期型のみ搭載)。
 ルアド戦役にてSTVエンジンが寿命をむかえ、全機能を停止。
 形式番号ELGT-002-FST(前期型)、ELGT-002-LST(後期型)。

イルゥ=テンペスト クウォーター神魔
 四分の一だけ神魔の血を引く娘。
 6才の時に戦場と化した故郷でシオン=ヴァナハに出会い、彼の養女となる。そ
の時負った怪我で死亡するが、シオンの血を受けて神魔として復活。18才になる
までの12年間をシオンとともに過ごし、剣や魔術、機動装甲の駆り方を学んだ。
 シオン=ヴァナハとの間に愛息アイユス=テンペストをもうける。

 実は高位神魔である権神使ドミニオン=テンペストを祖父に持つクウォーター神
魔で、れっきとした神族。シオンの魔族の血を与えられて復活した彼女は異能者の
多い混迷界伝承でもかなり特異なキャラクターと言えよう(最も異色なのは人と神
族と魔族、すべての血を受け継ぐアイユス=テンペスト。彼女とシオンの息子であ
る)。
 レフォルマ事件の時に熾神使ラーシエル=スゥからドミニオンの形見である神剣
ドミニオン=ブレードを与えられる。
 『現在』のカードの主で、後の12人騎士の一人。

機動装甲ヴィヴラ=フォルン STM製機動装甲
 シオンの駆る機動装甲。STM社の初期の傑作機。全体のバランスが非常に良
く、駆り手次第では神魔装甲にも引けを取らない性能を発揮できる。STM製の高
性能ジェネレーターを標準搭載しているため、最大出力が非常に大きい。
 シオンの機体は装甲を削ってホバーを搭載した高機動仕様で、陸戦用に特化され
ている。主武装は特異なバランスを持つ重刀剣カウンター・ブレード。
 形式番号はSTMVF-087-38-CT(シオン機)。

機動装甲 ヴォル=ケーノ グルン・リィム社製機動装甲
 ロッサ=アナハイムの駆る機動装甲。後方からの火力支援が得意という、この時
代では滅多に見られない広域制圧用機動装甲である。
 極めて強力な拡散式ホーミングビームを両肩に搭載しており、その発射時の光景
からヴォルケーノ(火山)と命名された。
 ロッサ機はオリジナルよりもエンジンの出力が格段に強化されており、その分だ
け劣悪だった機動力が改善されている。

ウスバヤ 来訪者
 北方の観察者で、顔に大きな傷を負っているのが特徴。真面目な人物で、北方の
堅実な気風が気に入っているらしい。
 2mほどもある大剣を使い、重神魔装甲『アトラス』を駆る。

神魔装甲 S−ヴァーナス 神魔装甲
 ダーク=ロード陣営の標準的神魔装甲。基本性能はVフォルンやGテンプルなど
とは比べものにならないほどに高いはずだが、下級神魔程度ではその実力を発揮で
きなかったようだ。

エミィ=ランティア 来訪者
 混迷界群雄伝の語りべとしてエピソードのあちこちに登場する本編の主人公。冥
剣ロストヴォイスを持ち、アルエリアに来訪した。来訪当初はエミィとだけ名乗っ
ていたが、4大魔界貴族のサー=ウインドの養女となってからはエミィ=ランティ
アと名乗るようになる。
 優れた魔法剣士にして技術者。自ら開発した神魔装甲であるグライド・タイプを
駆り、まさに鬼神のごとき強さを見せる。
 彼女も運命のカードの主であるが、そのカードには何も描かれていない。守護者
から『観察者』と呼ばれたり第3幕では天魔と会話をしたりするなどその行動には
不審かつ不可解な所が多い。
 10代後半位に見える謎の美少女。


 構築者に構築された防衛システム『眷属』の一体であり、『破壊』の『発生
者』。非常に高い攻撃力を持ち、主装備『ヴォイス』は絶対の破壊力を持つ。ラグ
に不確定要素を加えられてからは強気でちょっと向こう見ずな性格が形成された。
ラグ転移後はアルエリアの不確定要素のバランスを保つことに奔走し、その行動の
一つには神魔覚醒事件も含まれている。
 アルエリアを心から愛している健気な少女。

神魔装甲エルファス 神魔装甲
 エミィがイルゥ=テンペスト用に開発した紅い神魔装甲。シオンの神魔装甲ライ
ナス完成後から数年を経て開発された。
 ライナスから始まるASタイプの2番機で、ライナスの基本思想をそのまま受け
継いだ機体である。とは言え、出力系がより高性能なものに変更された以外は全く
といっていいほど変わっていない。別に手抜きなワケではなく、それだけライナス
の基本設計が優秀だったわけである。
 主武装は長剣。形式番号はELAS-002。

エユーシア=マグナ 種族:人間
 ルディが北方に帰る際に立ち寄った街、シャイエで出会った少女。北方のアイド
ルン国の貴族マグナ家の令嬢であったらしいが、マグナ家が断絶した際のどさくさ
に誘拐、シャイエの歓楽街に売り飛ばされてしまう。
 ルディに身請けられて自由の身になり、北方に帰還するが、旅の間にルディに惹
かれ、帰還後も彼と行動を共にする事に。

 後に六芒星の一人として北方の護りを司る。


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