-Back-

 ネタ補足です。ツッコミとか解説とか。
 ちなみに完全に内々なので、オフィシャル設定とは全く関係ございません。そこんとこ
ヨロシクです。


1章

『この世界に時計などという便利な物はない』
 もちろん地球から持ち込まれた時計はある。が、基本的に電池式の機器は(正確に言え
ば、電池そのものが)とんでもない貴重品である為、大概の場合は所属した軍や組織に没
収されてしまう。


『シマネ』
 本名ではなく、多分、地球で使っていたHNか何か。自分的に通りがいいから使ってい
るのだろう。
 別に島根県民というわけではない……と思う。
 ちなみにシマネは日本人だが、機奏英雄ではない。


『工房の機密事項』
 幻糸炉の製作設計など、部外秘中の部外秘の技術。何でも出来るとはいえ所詮は外回り
のシマネには、そこまでの技術資料は公開されていないのだ。


『機械音痴』
 彼の場合は機械音痴というより、触れる機会がなかったようだ。
 携帯も電波の届かないところにばっかりいた様子だし。


『アンタにメンテしろなんて言わないわよ』
 基本的に絶対奏甲は集団で戦う事を想定して開発された兵器であるため、最低限のバッ
クアップはある事が前提として運用される。
 もちろん機奏英雄がダラダラと付け焼き刃の処置を行うより、専門のスタッフがさっさ
と調整した方が効率も精度も良いのは当たり前の話。


『……ふぅ』
 好きな人が別の女にどこかへ連れて行かれてしまった時、つい出てしまうため息。本人
は恋愛感情に無自覚な場合が多い。


『嬉しそうにしているという事だった』
 たぶん、一龍の普段の表情を見分けられるのはスイくらい。他の連中は一龍が楽しそう
にしているのか不機嫌なのか分からないに違いない。


『大して変わっていないように見えた』
 内面は相当に変わっているとは、シマネの談。


『共通語の他に独特の文字を使う』
 方言というより、中国における北京語や広東語のようなもの。国や流入した機奏英雄の
人種・影響力によって、国ごとに相当な差異が見られる。
 アーカイアにも大阪弁を喋る地方とかあるかもしれない。


『木片と木炭』
 紙は高価なので日常的には使われない。この木片も、パーソナルマークの書き込み後は
晩ご飯の薪になった。


2章


『組み打ち』
 実働試験を兼ねた一対一形式の模擬戦のこと。機体を壊しては元も子もないので武器こ
そダメージの少ない木製だが、基本的に真剣勝負である。


『自分たちの腕時計』
 作戦時間、撤退時間などの判断のため、没収された時計はこういう時にこそ使われるの
だ。


『トロンメルの空を進軍する事3時間』
 フォイアロート・シュヴァルベの最高速度は不明だが、大雑把に200〜300km/hくら
いだろう、とアタリを付けておく(根拠無し)。今回はシャルラッハロートというお荷物が
あるので、だいたい300〜400km程度の移動だろうか。


3章


『隊長機の指示』
 絶対奏甲は集団戦兵器であるため、歌術を応用した通信機は各機に常備されている。た
だ歌術を使うだけあって傍受・ジャミングの影響も受けやすいため、補助的に冒頭の光反
射通信のような通信法も用いられている。


『合唱戦』
 絶対奏甲を用いた集団戦のこと。歌姫の歌と各絶対奏甲の奏でる駆動音が合唱のように
聞こえるため、いつの頃からかこう呼ばれるようになった。
 厳密な区分では数団のチームが波状攻撃をかける持久戦向けの『輪唱戦』、全絶対奏甲
が一斉突撃を掛ける短期決戦の『重唱戦』の二つが存在する。

 シャルラッハやフォイアロートなどの軽〜中量級機体は『輪唱戦』向け、プルファなど
の重装機体は『重唱戦』での主に防御ライン形成を目的として設計・立案された機体であ
る。

 なお、作中で一龍が見ているのは『輪唱戦』の光景。


『独唱戦』
 ソロプレイ。絶対奏甲単騎にによる戦闘の事。
 狭義では貴族級奇声蟲を単騎で倒すリーゼ・ミルヒヴァイス等の戦いを言うが、一般に
は前回の一龍のような単騎で敵集団に挑む戦い方を言う。
 当然ながら生還率は非常に低く、熟練の機奏英雄ですら『絶対にやりたくない事』とし
て真っ先にあげる物の一つとなっている。

 なお、一般の絶対奏甲の戦闘は、輪唱戦(敵戦力を削り、貴族までの到達ルートを切り
開く)>独唱戦(大型機で貴族級奇声蟲を撃破)>重唱戦(指揮官を失った残党を一気に
掃討)のような流れで行われる。


4章


『シトヤ』
 長く伸ばしたシルバーブロンドを持つ20代半ばの女性。表情そのままの穏やかな性格
と歌姫としての実力、面倒見の良さも併せて、スイの村にいた歌姫候補達の長女的存在で
あった。
 スイも4人いるの姉の中で一番なついていたようだ。
 漢字では淑夜、と書く。


『オトヒとコアオ』
 響緋と誇碧。名前の順に3、4番目の姉。活動的でややボーイッシュ気味なオトヒと、
物静かで博識なコアオという組み合わせ。
 共にトロンメル所属の英雄の歌姫となる。


『シロネ』
 皓音。シトヤに次ぐ第2位の歌姫。口下手だが理知的・現実的な性格で、穏やかにまと
めるシトヤの行動を的確にサポートしていた。性格的には正反対な点が逆に幸いしてか、
シトヤとの仲は良かったようだ。
 奇声蟲の襲撃で末妹達をかばい、命を落とす。


『声帯』
 歌姫が歌術を使う際に首に付けるという何だかよく分からないもの。魔法の発動体のよ
うなものなのだろう。
 メカというのも首輪というのもどうもアレなので、作中では飾りの付いたチョーカーと
いう雰囲気で捉えてある。

 ……が、後でギャザ誌を見たら歌姫は襟飾りのようなモノを付けてました。
 多分それが『声帯』なんでしょう。ギャフン。


5章


『……すまん』
 ボキャブラリーの貧困な一龍の言える、最大限の懺悔の言葉。


6章


『結構大変だったぞ』
 結構どころではない、常識では不可能な行為。
 よい英雄様は真似しないでください。


『気にするな』
 たぶん、一龍はホンキで気にしてない。


『数は2つ』
 機種はリーゼ・ミルヒヴァイスとシャルラッハロートII。シャルIIは一龍の現地改装
版ではなく、黄金の工房による完全版である。
 なお、トロンメルの英雄がなぜリーゼに乗っているのはご愛敬ということで。きっと黄
金の工房が非常時という事で貸してくれたに違いない。


7章


『ツルギ』
 本名かどうかは不明なのはシマネと同じ。
 子供好きな熱血漢。年齢設定は10代後半〜20前半くらい。無精ひげが少々生えても
気にしないタイプに見せかけて、意外とこまめなタイプかもしれない。

『ボルトとレンチ』
 現代技術の流入の最たるモノ。装甲板の付け替えや内部の部品の分解・組み立てに便利
なので、新型機や改装機にはこれらの締結金具は率先して導入されている。


『一緒にいられる人を選べないんだから』
 英雄と歌姫の関係は『宿縁』によって決められる、本人同士の意志は基本的に尊重され
ない。
 ただ、『縁』というだけあって似たもの同士がくっつく傾向にあるらしく、英雄も歌姫
もあまり困ってはいないようだ。


『アーカイアの歌姫の手助け』
 魔法機械である絶対奏甲は幻糸の流れで動く。そのため、動作確認には幻糸を操れる歌
姫(正確には歌術)の存在が不可欠なのである。
 歌術を使えない地球出身技術者の悩みで最も大きいのがこの問題だが、歌術の使えるス
タッフを助手としてと付ける以外に具体的な解決策がないのが実情。解決策はないという
かそもそも地球人に歌術を使わせるのが無理な相談なので、問題そのものが既に放棄され
ている傾向が強い。



< Before Story / Last Story >



-Back-
C-na's 5th Dimentional Labyrinth! "labcom.info"
Presented by C-na.Arai