◎華が丘世界について

 いつも通りのリンク世界です。
 ちなみに『某県』華が丘市です(笑

 広い意味では新井の現代物『帝都世界』の一角となります。
 sevenDAYSやビーワナ、ダブル・コントロール、キャプテンライスと同世界で、あちらに出ていたキャラ(カフェのマスター・魚沼ナウムなど)も同一人物として登場しています。

 ただし、あちらにあった『能力者』の設定はリリック/レリックでは気にしないことにしています。
 本編ではややこしくなるので書いていませんが、魔法が思ったほど注目されなかったのは、本編で上げた理由の他に、魔法が有名になる前からこの桁外れの能力が存在していたからでもあります。

 もちろんこの辺りは新井側のお遊びなので、無視していただいて構いません。

 当面、本編とリンクがあると明言しているのは同ページのしりとり小説『マイソニア』のみとなります。
 こちらは本編が進むにつれて、リンクが明らかになっていく予定です。


◎マイソニアについて

 いわゆる魔女っ子ものです。タイトルにあるとおり、1989年の華が丘が舞台となっています。

 大まかに言えば、兎叶はいり・雀原葵・大神柚子・刈谷菫(現姓 魚沼)・ローリ近原の五人が、古代文明『コスモレムリア』の残した魔王『蚩尤』一味と戦って、封印するまでの物語です。

 彼女たちソニアの使い手が本編中で使っているのは、古代文明の超絶科学です。あまりに桁外れすぎて『魔法のように見える』だけで、メガ・ラニカの魔法とは根本的に異なるものです。


◎華が丘の設定について

 施設など街の設定に関してですが、ページ上に上げている以上の事は何一つ決まっていません。
 かなり行き当たりで作っているので、商店街の店や特別な施設などは、適当に作ってもらって問題ないと思います。

 ただし、華が丘はド田舎なので、都会にあるような24時間カラオケボックス・マンガ喫茶・ドトール・地下鉄・その他洒落たお店はありません(例外として、魚沼菫の学生向け喫茶店『カフェ・ライス』のみあります)。
 コンビニは一件だけあります。

 隣町の降松・遠久山にはこの手のお店も若干ありますが、それも田舎レベルの話です。


◎魔法都市について

 マナの密度の高い場所は、魔法都市と呼ばれます。
 無限に近い広さの空間を持っていたり、異世界に繋がっていたり、様々です。

 茶畑が無限に広がっていたり、無限の牧場に超巨大な牛が暮らしていたりしますが、人の住んでいる異世界に繋がっているのは、日本では華が丘だけです。


 なお、魔法都市から繋がっている別空間(メガ・ラニカ含む)は、かつて同じ一つの大地でした。
 理由は後述。


◎年表とプロット
 リリック/レリック本編のネタバレを含みます。

 また、後半のプロット箇所は新井が分かるようにしか書いてないので、わかりにくい所も多いかと思います。
 気になったところは言っていただければ説明出来ますので、よろしくお願いします。



すごく昔
 古代文明コスモレムリア、地上を離れる。
 この際、落とし物として、魔王・蚩尤を残す。


15世紀
 ノルウェー・ポーランドなどの北部ヨーロッパあたりでひどかった魔女狩りの影響で、その辺りに住んでいた魔術師が国外へ逃亡。

 大航海時代の影響で、日本の華が丘にたどり着く。

 魔女王・初代ドロシー、華が丘に封印されていた古代神『蚩尤』の力を借り、異世界に地球の複製を作成する。
 魔法使い達はそちらに移住。
 魔法世界メガ・ラニカの誕生。

 蚩尤は、封印されている華が丘からゲートを通じてメガ・ラニカに世界を支える力(マナ)を送り続ける。
 蚩尤は後のメガ・ラニカで、魔法使いの守り神『ツェーウー』と呼ばれることになる。


江戸時代
 鎖国などの絡みで、メガ・ラニカと地上の繋がりがいったん切れる。
 メガ・ラニカ側も鎖国状態に。

 地上との繋がりを失ったメガ・ラニカ、地上との縁が徐々に薄くなっていく。
 ゲートの接続も弱くなり、そこから流れ込んできていたツェーウーのマナが途絶えがちになる。
 世界を支える力を失ったメガ・ラニカの崩壊が、徐々に始まっていく。


近代
 メガ・ラニカの側から、縁の復興計画が始まる。各地に『ゲート』を作り、魔法世界と地上世界を繋げようとする。
 これが後の、魔法都市とそれに繋がる異世界となる。


 この時点ではそれぞれの異世界は一つの世界だったが、メガ・ラニカの崩壊に伴い、独立したエリアへとなっていった。
 分裂したエリアに関しては縁は強まり、崩壊は治まっていったが、土地ごとの縁が強くなりすぎるに従ってメガ・ラニカとの繋がりは切れていくことになる。

 また、強まった縁はエリアの性質を特化させていくことにもなっていった。
 宇治の無限茶畑、仙台の巨大牧場などが成立する。


戦時中
 空襲などで『ゲート』関連の文献が焼失。
 メガ・ラニカと各地の魔法都市が関連していたという情報が失われる。

 戦時中の西洋人差別と、魔法を軍事利用される事を嫌ったメガ・ラニカ、再鎖国。

 以降は一部の魔法使いが独断で地上に降りる事を除き、メガ・ラニカと地上の公的な接触はなくなる。
 独断で地上へ向かった魔法使い(モネの祖母や母親がこれにあたる)の目的は、『縁』の修復が最大目的。


 この頃、『縁』が完全に失われた証拠として、華が丘とメガ・ラニカに同一の魂を持つ人物が確認されるようになる。
 一つの世界で同じ魂を持つ者は存在しない(生まれ変わりは『生まれ変わった魂』として扱う)。生まれ変わりでもない、完全同一の魂を持った存在が現れるということは、メガ・ラニカが一つの世界として独立しつつある事を示していた。
 しかし、メガ・ラニカは地球の蚩尤に支えられる存在。地球からの独立は、メガ・ラニカの完全崩壊も意味していた。


1989年
 マイソニア本編。
 兎叶はいり11歳、復活し、世界を滅ぼしかけていた魔王・蚩尤をコスモレムリアの力で再度封印する。


 蚩尤(ツェーウー)の完全封印で、メガ・ラニカを支えていたマナの供給が完全に途絶える。
 メガ・ラニカの崩壊が加速する。


 また、封印の衝撃で空間に歪みが発生。
 魔法世界メガ・ラニカと華が丘が再接続される。


1990年
 崩壊の危機にあったメガ・ラニカ、再発見。

 華が丘市長 大田分レンジの協力により、地上と公式に友好条約を結ぶことに。

 このとき、メガ・ラニカ側の首長である四代目ドロシーは蚩尤の復活を希望するが、蚩尤の復活→地上世界の破滅→メガ・ラニカの崩壊という事が分かり、新たな道を模索することになる。

 ちなみにこの段階では蚩尤を封印した者の正体は不明なまま。コスモレムリアの結界はメガ・ラニカの結界とは全く違うものだったため、破壊することはできても、封印を調節することは出来なかった。


1992年
 華が丘高校の敷地内に合併記念モニュメント設立。

 このモニュメントには蚩尤からわずかに漏れるマナを増幅し、メガ・ラニカに流し込む装置『第四結界』が内蔵されている。
 第四結界の存在により、メガ・ラニカの当面の崩壊の危機は去る。

 公には『メガ・ラニカの魔力が華が丘に流れ込んでいるため、華が丘では魔法が使える』となっているが、実際は逆。
 華が丘の蚩尤から発生したマナをメガ・ラニカに流し込んで、メガ・ラニカを支えている。第四結界の範囲は華が丘町内となっているため、華が丘では魔法が使えるということになる。

 また、ほとんど失われていた地上との『縁』を強化する計画も始まる。


1992年
 華が丘市立華が丘高等学校に、魔法科設立。日本で唯一の魔法学科を持つ学校となる。
 また、縁を強化する計画『パートナー制度』も始まる。

 瑠璃呉陸とルリ・クレリック、出会う。
 この二人は魂を同一とする存在。
 彼ら魂を同一とする存在を巡り合わせ、一つの所に置いておく事こそ、縁を強化するパートナー計画の当面の目的であった。


1992年夏
 ルリに子供が出来ていた事が発覚。
 時間の歪んだ空間『時の迷宮』で、子供が生まれるまでの一年間を過ごさせることになる。

 パートナー計画の最終目的は、魂の同一存在同士の子供を作って『縁』をより強力に結びつけること。
 もちろん、こんなに早く計画が進むとは誰も思ってはいなかった。


1992年9月
 時の迷宮から陸とルリ、帰還。
 リリ・クレリック誕生。

1992年末
 大神柚子、登山部の活動で向かった山で、遭難。

 大神柚子は蚩尤の封印に関わった一人で、封印の中枢を扱っていた。
 彼女の死で、蚩尤の封印に関する情報が失われる。


1990年代中頃
 はいり達が蚩尤の封印をした事が明らかになる。
 しかしそれと同時に、封印の調整が不可能になってしまった事も明らかになる。


1998年
 柚子の七回忌。
 大神八朔、京都へ引っ越す。


2008年
 本編開始。


2008年2月
プロローグ
 大神八朔、華が丘に戻ってくる。

 喫茶店での休憩シーン出す。菫、ナウムの魚沼夫妻を出しておくこと!



2008年2月〜4月
その1
 本編開始。入学式、顔合わせ。

・インスト
 陸とリリのパートナー結成

・伏線、ヒキ

 メガ・ラニカの守護神・ツェーウー(蚩尤)の名前を出しておくこと。

 中間テストが終わるまでにはパートナーを作らないと、魔法世界のPCは強制送還。ただし、ほとんどのコンビは中間テストが終わるまでに結成される! という脅しをかけておくこと。

 また、ナウムははいりに「ニャウ」と呼ばせておくこと。


2008年4〜5月
その2
 PCはテント生活。
 リミットは中間テスト。

・インスト
 中間テスト、分からないところを教えてもらう陸?

・伏線、ヒキ
 リリの両親について(高一で子供作った伝説のコンビ)

 保険医のローリを出しておくこと。また、はいり・葵との関係を示しておく

 次回予告で、巨大昆虫の存在を匂わせる。


2008年7月
その3
 期末テスト、夏休み入手戦。夏休みの日付が書いてあるゴルフボール大の魔法昆虫を捕まえる!(クラス対抗にする。日付の書いてある昆虫を全日付集める。ただし、一匹しかいない昆虫もいる)
 ボスは巨大昆虫。10mくらい?「あれを倒したら、クリアよー」「はよいえー!」

 大暴れのさなか、合併記念モニュメント『第四結界』がぶっ壊れる。

・インスト
 合併記念モニュメントを交えた会話。キス?(ここで陸とルリ、初Hした雰囲気で!)

・伏線
 第四結界壊す。
 流れ込む魔力が足りなくなり、メガ・ラニカの崩壊が再発する。

 PCが巨大昆虫を倒しきれなかったら、はいり・葵に倒させる。明らかに魔法ではない力を使っているはいり・葵の描写(ソニアの力なので、メガ・ラニカの魔法ではなく、コスモレムリアの魔法的超科学)。
 ちなみにはいりも葵もある程度の力なら、ソニアに変身しなくても使えるようになっている。


2008年7月
その4
 夏休み前半。
 夏休み中は帰省が出来るので、PCたちは一時帰省のためにメガ・ラニカへ。パートナーも同行OK。引率は葵、はいり。
 時の迷宮出す。
 世界の果て、崩れ落ちる世界。

・インスト
 メガ・ラニカへ帰るリリ。それを見送る陸。

ヒキ
 渡航中に、時の迷宮を出す。リリの両親との絡み、時間をおかしな具合に出来る、という話(後の時間移動につなげるため)

 世界の危機の演出。
 蚩尤(ツェーウー)から流れ出す魔力が、もう少し多ければ……しかし、封印を触れば大変なことになるのだぞ!
 早すぎるが、やはり、リリを使うしか……。
 反対するローリ、菫。けれど、それ以外に手はない。

伏線
 八朔に届く宇治からの手紙。それとも先に帰省させる? PCからの絡みがなければ、夏休みの間は宇治に戻していてもいいかも。
 エピローグで帰ってきて「こっちの事、全然分かんなかったからな……」みたいな感じにさせる(時の迷宮を使って、柚を連れてくる方法の伏線にする)


2008年8月
その5
 夏休み後半。
 メガ・ラニカからのおみやげが暴走。性別が逆に。
 暴走したのはメガ・ラニカのバランスが崩れているから。暴走したアイテムは何にする? 玉手箱?

 玉手箱を持って行ったのは天候竜。天候竜の生態を追うことになるPCたち。
 天候竜を倒すのではなく、出し抜くことがメインになる(正面から戦うのは最終回までお預け。現在の実力ではPC達では天候竜に勝てないことを説明しておくこと)。

 玉手箱の回収と、騒ぎがメインになる。
 間にプールとか挟む? 臨海学校で海?(臨海学校は魔法が使えない。昔の華が丘への予行演習?)

・インスト
 夏休み最終日。帰ってきたルリを連れ回す陸。


2008年9〜10月
その6
 二学期。
 文化祭。ミスコンやる! 壊れたままの『第四結界』。

 メインは文化祭。

 後夜祭の帰り、リリの前に現れる大人達。その中には老ドロシーやはいり達の姿もある。
 崩壊を止めるため、縁強化の要であるリリを使い、『第四結界』のバイパスを造ろうとする大人達。それは、一時的ながらもリリを犠牲にすることであった。
 それを一度は退ける子供達? 今回は説明だけで帰す。


 パートナーシステムの真実。
 メガ・ラニカの崩壊の話。
 そして、蚩尤(ツェーウー)の封印。


 次回へのヒキで華が丘の秋祭り。これは華が丘側の祭りなので、もう千年近い歴史がある。
 蚩尤(ツェーウー)を封印している神社(華が丘八幡宮)で行われる。はいり達を交え、蚩尤(ツェーウー)の話?

 回答をどうするか? 蚩尤(ツェーウー)の封印者探し?

 封印者の正体は担当教師のはいり・葵、喫茶店の菫、保険医のローリと、高一の時に事故で死んだ柚子の五人。
 しかし、五人娘の一人、柚子が事故で死亡(登山に出かけた山奥で遭難?)しているため、結界の再展開が出来ない。特に柚子が結界の計算をしていたため、その辺りのことははいり達には分からないのだ(それが、結界の調整が出来ない原因でもある)

「……時の迷宮は?」
「考えたわよ。でも、歴史が変わっちゃうしね……」

・インスト
 二学期。体調の悪いルリ。吐く(つわり)。
 連れ回しまくったからか……? と心配になる陸。

2008年12月
その7
 期末テスト。

 リリの事を考えると、テスト勉強にも身が入らないPCたち。

 歴史に影響を与えず、柚子を助ける方法は?>柚子をそのままこの時代に連れてくる! この答えをいかに素直に導いてもらうか。それまでに伏線を出すかが大事になる!
(宇治からの手紙など使う? 向こうのことは浦島太郎なんだよな……みたいな感じで。)

・インスト
 裁判。
 被告席に座るのは、陸。
 原告席に座るのは、ルリの両親。
 ルリのお腹に子供が宿っているという話。
 陸とルリを時の迷宮に流す、という審判が下る。


2008年12月
その8
 時の迷宮を通り、過去の華が丘へと向かうPCたち。はいり達が協力してくれる?(入口までははいり達がサポートしてくれる。迷宮に入ってから&1992年では、PC達が頑張らないとどうにもならない)

 時の迷宮の中で、陸・ルリと会う。陸はたくましく、ルリは身重。
「……1992年に行きたいのか?」
 出口を教えてもらい、1992年へ。

 1992年へ。魔法携帯の使えない16年前の華が丘で、大苦戦のPCたち。

 PCたちの両親に出会ってごまかしたり、若いはいり達の力を借りて何とか柚子を連れてくるPCたち。

・インスト
 時の迷宮に流される陸とルリ。
 本編でPCたちと合流。


2008年12月
その9
 五人揃ったマイソニア(マイソニアへの変身はPCに任せること! はいり達は「いや、この年でアレはちょっと……。やり方は教えてあげるからさ」というリアルな理由で辞退させる(ここで百音を上手く使うこと!)。もしくは、柚子に指揮を任せて、他の四人を変身? でも柚子も高校生だよな……)、蚩尤(ツェーウー)の封印を調整。

 調整の合間に、魔力の影響を受けすぎた天候竜が暴れる。
 バトルも入れるっぽく。派手に!

・インスト
 陸とルリ、赤ん坊のリリを連れて帰還。
「……リリ、って決めたから」
「……ガンバレよ、お前らも」

2009年3月
エピローグ
 蚩尤(ツェーウー)の封印が調整され、現状の『第四結界』でもメガ・ラニカの魔力が維持できるようになる。
 当面の危機は去る。

 後日談とかほどほどにして、エピローグ。
 新しい『第四結界』の落成式&三学期の終業式。
 柚子ははいりの所で下宿(普通に実家というか、八朔と同居でもいいかも)、華が丘高校の来年からの一年として通うことに?










3部 同時、メガ・ラニカに流し込むマナのせいで蚩尤(ツェーウー)の封印が弱体化。異世界の境界の揺らぎ、向こうの影である『マボロシ』の増加。
 はいり、PC達の協力を得て蚩尤(ツェーウー)を再封印。当面の危機は去る。蚩尤(ツェーウー)は破壊できず、コスモレムリアへの回収も出来ない。


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