霧幻想ミストブレイカーズ2 −MGブレイカーズ−
-PC-DATA-

川本直紀氏主催。同人PBM『イーラ』のフロス島シナリオ『霧幻想ミストブレイカーズ』の続編


-Back-
名前:ティエラ・スペクター
年齢:16歳くらい(推定)
性別:女の子
口調:普通の女の子口調「〜ね」「〜よ」
一人称:ボク
二人称:〜様。名前が分からない場合は、「キミ」
髪の色:濃い茶色のポニーテール
瞳の色:赤っぽい
肌の色:
種族:人間(多分)
クラス:ミストランナー/魔法剣士
得意技能:薙刀、魔法、家事一般
苦手技能:水泳


本人の知っている設定
 3年ほど前にバティックに助けられた行き倒れの少女。拾われた時以前の記憶が一切なかったため、そのままライツァ商会の本店(ダナリア)に預けられる。
 現在は魔法の才を生かし、ライツァ商会の通信係(魔法で遠距離間の情報交換を行う仕事。いわゆる電話番)を勤めている。一時はバティックを倣って大剣を習っていたが、「女の子は薙刀の方が使い勝手がいいだろ」という勧めもあり、大剣から薙刀(グレイブ)に切り替えた。現在は魔法の杖から魔力の刃を発生させるマジックグレイブ(魔力薙刀)がメイン。
 性格は快活で元気。鉄砲玉。そして健気(重要)。性格形成は、ダナリアに預けられてから面倒を見て貰っていたパレオの影響が大きいようだ。
 特に欠点らしい欠点は見あたらないが、水恐怖症の気があるらしく、泳ぐ事だけはどうしても出来ない。

 バティックの『デルタ回収作戦』に通信係として同行し、アーテイ無きS級ミスト『スプリンター』を着装することになるが……。


本人の知らない設定
 『アシュノッド計画』の立案者であるアスカーリ自らが直々に開発したアシュノッド。彼の知る限りで最強のランナー『アヴィサル・スペクター』と最強のアーテイ『ルータ』の遺伝情報をベースにして作られている。
 山奥の研究施設で極秘裏に開発されていたが、アスカーリが留守にした間にミストクラッシャーのレジスタンス組織の襲撃を受けて研究所は壊滅。アシュノッドもそのまま何処かへ行方不明になる。
 この後、アスカーリの狂気っぷりはさらに加速。完成したアシュノッドが着装予定であった最凶のミスト『堕ちたるアスカーリ』に自らを組み込むという暴挙に出ることになる。

○アシュノッド計画
 古代大戦末期、ミストクラッシャーに対抗するべく、「S級ミストの高効率運用」と「不足する高技能のミストランナー+アーテイの急速な補充」という二つのコンセプトから立案された計画の一つ。計画立案者は『あの』アスカーリ・フランキング。
 計画は二転三転した挙げ句、最終的に『もともと人工存在であるアーテイにミストランナーとしての特性を付与し、ミストを単体で着装できるアーテイを作ってしまおう』というとんでもない物となった。
 ミストランナーを育成する時間と、戦闘時のランナー・アーテイ間のコミュニケーション時間を完全に0にしてしまうのだから、確かに効率はよいのであろうが……。

 完成した『アシュノッド』は単体でS級ミストを完璧に制御し、ランナー・アーテイという通常編成の同型ミストを完全に制圧する強さを見せた。が、結果的にその完璧性が災いし、『アシュノッド・システム』は凍結されてしまう。
 凍結原因は、「暴走したときのリスクが大きすぎる為」であった。

 現在はミスト『トークン』等の無人制御ミストに似たようなシステムが用いられているだけの『失われた技術』の一つにしか過ぎない。

ミスト設定

ミスト『スプリンター』/第1話

 ティエラ・スペクターの着装するミスト。
 発掘された『シャッター』が改修された機体で、基本性能はシャッターと大差ない。
 最大の外見的特徴は、左腕に組み込まれた巨大破砕兵器『スペル・シェイバー』。
 システムの構成上は間違いなくS級なのだが、アーテイが未搭載どころか頭胸部のアーテイ搭載スペースそのものが存在していない不可思議な機体(頭〜胸部は他のミストよりも小さめになっている)。そのため、普通に使っただけではA級程度の性能しか発揮できない。

 現時点でこのミストをまともに使いこなせるのは、ティエラ・スペクターただ一人。
 何故ティエラがS級本来の性能を引き出せるのかは、今はまだ謎のまま……である。
 メイン武器は薙刀(ミストグレイブ)。

○スペル・シェイバー
 スプリンターの左腕内部に搭載された特殊兵器。空間を漂うマナの流れを高速回転させる事でマナの乱流を発生させ、目標を破砕する事が可能。言っちゃえばドリルなんだが、どっかのVRみたいに飛んだりはしない。
 左腕のスペル・シェイバー外殻部に装備された巨大ホールディングアーム(万力)で相手をひっ捕まえた後に零距離で発動、相手機体を木っ端微塵に粉砕する。

 剣や斧などの物理兵器ではなく、魔法兵器。
 元ネタは例によってぎゃざにある『スペルシェイパー』なのだが、何となく『削る』ってイメージが欲しかったので濁点を付けて電気シェーバーっぽくしてみた(笑)

○GPS(Genealogy Pilot System。遺伝継承制御システム)
 『シャッター』に搭載されていた特殊装備。各着装者の技や技能を遺伝情報レベルで保存、他の着装者でもその力を再現する事が出来るという機能(滅茶苦茶)。
 ただし完成はしておらず、僅かに血縁者間(親や兄弟、子供など)での再現が出来るにしか至らなかった。
 『シャッター』に蓄積されたアヴィサルの戦闘データを引き出して戦う事が出来るのは、アヴィサルの遺伝子を受け継ぐティエラのみである。……彼女はその事を知らないのだが。



○スプリンター・ヘキサ/第2話

 「スプリンター」の外装に通信・観測用機器を搭載したバージョン。電子戦(情報戦?)能力に秀でており、通常のミストよりも高い偵察・通信能力を持つ。
 局所的マナ乱流発生装置『スペルシェイバー』を応用的に用いる事で、マナを利用した兵器や通信を広範囲に妨害する事も可能(ただし無差別)。妨害電波とか、ミノフスキー粒子散布、みたいなもの(笑) 当然、通信妨害がされている間は、有視界戦闘以外はほとんど不可能となる。

 純粋に機体重量とティエラが処理しなければならないデータが増えたため、機体の反応速度は基本形態よりいくらか低い。最悪の場合は、オプションを切り離して機動力を回復させる事も(一応は)出来る。

-Back-